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【7/26開催】ローザンヌ受賞者らが出演!「Dance at the Gathering 2023 ~ローザンヌ国際バレエコンクール出場者たちの祭典~」

バレエチャンネル

「Dance at the Gathering」とは…

ローザンヌ国際バレエコンクール歴代出場者で、世界各地に羽ばたき活躍しているダンサーたちが集うガラ公演「Dance at the Gathering 2023〜ローザンヌ国際バレエコンクール出演者たちの祭典」が、2023年7月26日(水)に開催される。
会場は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール。

若手ダンサーの育成を目的としたこの公演に出演するのは、ローザンヌ国際バレエコンクールの入賞者・受賞者をはじめとした、国内外で活躍するバレエダンサーたちだ。今回は第42回ローザンヌ国際バレエコンクール(2014年)で第1位を受賞した二山治雄など、歴代のファイナリストやセミファイナリストたちが一堂に会して、名作バレエのグラン・パ・ド・ドゥやソロなどを中心としたプログラムを上演する。

また、海外のバレエ学校で学ぶ松岡海人(2020年ファイナリスト)や、ローザンヌ50周年記念だった今年(2023年)の大会でファイナリストとなった齋藤杏も出演決定。未来に向かって飛び立とうとしている次世代ダンサーたちの、“いま”ならではの輝きにぜひ注目を。

注目のダンサーをPickup!

柳澤郁帆 Kaho Yanagisawa
スウェーデン王立バレエ セカンドソリスト

いまや日本のバレエシーンに欠かせないスターダンサー、二山治雄。彼の十八番とも言える小品『薔薇の精』でパートナーの少女役を踊るのが、北欧の名門・スウェーデン王立バレエで活躍する柳澤郁帆だ。

柳澤は第41回(2013年)のファイナリスト。コンクール期間中のクラス審査やコーチングでも、指導されたことをみるみる吸収して成長していく姿に注目が集まり、みごとスカラシップを得て英国ロイヤル・バレエ・スクールに留学した。卒業後はスウェーデン王立バレエに入団し、現在セカンドソリスト。2019年にはブノワ賞最優秀女性ダンサーにノミネートされるなど、クラシック良し・コンテンポラリー良しの要注目ダンサーだ。

なお、柳澤は『薔薇の精』のほか、同じバレエスクール(アクリ・堀本バレエアカデミー)出身で第49回(2021年)第5位入賞の淵山隼平『パリの炎』も披露する。

柳澤郁帆(やなぎさわ・かほ) 5歳よりアクリ・堀本バレエアカデミーにてバレエを始める。2013年ローザンヌ国際バレエコンクールファイナリスト。同年より英国ロイヤル・バレエ・スクール留学、2016年卒業。2016年スウェーデン王立バレエ入団、2020年”Woman with Water”(マッツ・エック振付)を上演後、セカンドソリストに昇格。2019年Benois de la Dans(ブノワ賞)の最優秀女性ダンサーにノミネートされ、翌年にLouise Gallodier Ballet Scholarship を授与される。59°North のメンバーとしても活動中。

二山治雄(にやま・はるお)白鳥バレエ学園にて塚田たまゑ・みほりに師事。2014年第42回ローザンヌ国際バレエコンクール第1位、YAGP NYファイナル シニア男性部門第1位。スカラシップを得てサンフランシスコ・バレエスクール トレイニー・プログラムに留学。2016年ワシントン・バレエ・スタジオカンパニー入団。2017~2020年パリ・オペラ座バレエ契約団員。現在フリーランスのダンサーとして数々の公演に出演している。

吉田 合々香 Neneka Yoshida
クイーンズランド・バレエ プリンシパル

柳澤郁帆と同じく第41回(2013年)でファイナリスト入りを果たした吉田合々香。自身にとって2度目の挑戦だったローザンヌ、その舞台で彼女は『ライモンダ』夢の場のヴァリエーションを踊り、豊かに音楽を運んでいく腕や丁寧なポワントワークで観客に深い印象を残した。結果、同大会で審査員を務めていたクイーンズランド・バレエ芸術監督のリー・ツンシン氏からスカウトされ、同バレエ団に入団。現在はプリンシパルとしてオーストラリアの観客に愛されている。

今回の舞台では、同団プリンシパルのジョール・ウォルナーと共に『真夏の夜の夢』を踊る。ウォルナーもまた、吉田と同じ2013年にローザンヌに出場し、プロ研修賞およびコンテンポラリー賞を受賞している。

吉田合々香(よしだ・ねねか)宮西圭子に師事、Dominique Khalfouni、Victor Ullateの下で学ぶ。パリ国立高等音楽舞踊学校に入学、Claude de Vulpianらに師事しディプロマを取得・卒業。2013年ローザンヌ国際バレエコンクールファイナリスト。審査員であったクイーンズランド・バレエの芸術監督Li Cunxinにスカウトされ2014年入団、現在プリンシパルとして同バレエ団で活動中。

ジョール・ウォールナー(Joel Woellner)シドニー出身。7歳よりJoanne Ansellのもとでバレエを始める。2010年YAGP出場後、ヒューストンのBen Stevenson  Academyのスカラシップを受賞し2年間学ぶ。2013年ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロ研修賞とコンテンポラリー賞を受賞し、ヒューストン・バレエにて研修。オーストラリアに帰国し、2015年よりクイーンズランド・バレエ入団。現在プリンシパル。

山本小春 Koharu Yamamoto
パリ・オペラ座バレエ カドリーユ

山本 小春(やまもと・こはる)北海道富良野市出身。2009年久富淑子バレエ研究所にてバレエを始める。13歳の時、パリ・オペラ座バレエ学校と英国ロイヤル・バレエ・スクールのサマーインテンシブに参加。14歳からパリ国立高等音楽舞踊学校(CNSMDP)に入学。ディプロマ取得、卒業。16歳でローザンヌ国際コンクールに出場。ファイナリストに選出される。パリ・オペラ座バレエ学校に入学。2022年パリ・オペラ座バレエ入団。

2021年、コロナ禍のためビデオ審査による開催となった第49回。ボーリュ劇場に立つことは叶わずとも、画面越しでさえ伝わってくる香り豊かな『フローラの目覚め』で納得のファイナル進出を果たしたのが、当時16歳の山本小春だった。北海道富良野に生まれた彼女は、14歳でフランスのパリ国立高等音楽・舞踊学校(コンセルヴァトワール)に入学。ローザンヌ後はパリ・オペラ座バレエ学校で研鑽を積み、2022年パリ・オペラ座バレエに入団して話題を呼んだ。

今回の舞台では、元パリ・オペラ座バレエ契約団員の藤野桜士を相手に『眠れる森の美女』のグラン・パ・ド・ドゥを披露する。フランス仕込みのエレガントなパフォーマンスに注目を。

吉山シャール=ルイ Charles-Louis Yoshiyama
チューリッヒ・バレエ プリンシパル

2007年。日本の出場者と言えばまず「コンテンポラリーが弱い」と言われていた時代に、イリ・キリアン振付のソロを抜群のセンスで踊って会場をどよめかせた少年がいた。吉山シャール=ルイ。強くてしなやかな動きのなかにふとガラスのような繊細さを閃めかせる彼は、クラシック・バレエにおいても確かな技術を備え、米国ヒューストン・バレエのプリンシパルに。2023年1月よりオレゴン・バレエシアターのプリンシパルを務めていたが、来シーズンからはスイスのチューリッヒ・バレエにプリンシパルとして移籍する。

今回の舞台では、カナダ国立バレエのプリンシパルとして大活躍中の石原古都『くるみ割り人形』を踊る。ともに北米大陸のビッグ・カンパニーでトップダンサーに上り詰めたふたりの輝きを楽しもう。

吉山シャール=ルイ 5歳からヒラキバレエスクールにてクラシック・バレエを始める。2005年、英国イングリッシュ・ナショナル・バレエスクール入学。2007年ローザンヌ国際バレエコンクール出場、コンテンポラリー賞受賞。同年YAGPに出場してトップ12選出、コンテンポラリー賞を受賞。ヒューストン・バレエⅡを経て2008年ヒューストン・バレエ入団。2016年プリンシパルに昇格。2023年1月〜6月オレゴン・バレエシアターにプリンシパルとして在籍後、チューリッヒ・バレエに移籍、プリンシパルを務める。

【特別出演】大石裕香 Yuka Oishi
ダンサー・振付家/元ハンブルク・バレエ ソリスト

大石裕香(おおいし・ゆうか)大阪府堺市出身。3歳でバレエを始める。大屋政子バレエ研究所にてバレエを学び、2000年ハンブルク・バレエ・スクール留学。2002年ハンブルク・バレエに研修生として入団、2003年より正団員。2010年日本人初の女性ソリストに昇格。2012年ハンブルク・バレエに所属していたオーカン・ダンとの共同演出、 “Renku” をハンブルク・バレエに振付け、ロルフ・マーレス賞を受賞。2015年 ハンブルク・バレエ退団。現在フリーランスの振付家/ダンサーとしてグローバルな活動を続けている。

今回の「Dance at the Gathering」の目玉のひとつは、大石裕香が参加することだ。

大石は巨匠振付家ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエで日本人女性初のソリストとなっただけでなく、在団中から演出や振付でも高い評価を受けたアーティスト。これまでにハンブルク・バレエ、ベジャール・バレエ・ローザンヌ、東京バレエ団、宝塚歌劇団、貞松・浜田バレエ団、ジル・ロマン、セルゲイ・ポルーニン、ナタリア・オシポワ、中村祥子等々に振付を提供し、2023年にはサンフランシスコ・バレエ、ベジャール・バレエに新作を振付けることが予定されている。

今回の舞台で、大石は自作のソロを披露する。もちろん世界初演。2020年代に入り、ローザンヌ国際バレエコンクールも「次代の振付家の育成」に本腰を入れるようになった。バレエやダンスの新時代、大石裕香の躍動にも熱い注目が集まっている。

出演予定ダンサー・上演予定演目

※ダンサーの怪我等により出演者と演目に変更の可能性あり
◇『ライモンダ』振付:タマラ・ロホ
加瀬 栞(イングリッシュ・ナショナル・バレエ リードプリンシパル)
仲秋 連太郎(イングリッシュ・ナショナル・バレエ ファーストアーテスィスト)

◇『くるみ割り人形』
石原 古都(カナダ・ナショナル・バレエ プリンシパル)
吉山 シャール ルイ(チューリッヒ・バレエ プリンシパル[2023年1月~6月オレゴン・バレエ・シアター在籍 プリンシパル]/ローザンヌ国際バレエコンクール受賞者)

◇『真夏の夜の夢』
吉田 合々香(クィーンズランド・バレエ プリンシパル/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト)
JOEL WOELLNER(ジョール・ウォルナー) (クィーンズランド・バレエ プリンシパル/ローザンヌ国際バレエコンクール受賞者)

『薔薇の精』
二山 治雄(フリーダンサー 元パリ・オペラ座バレエ 契約団員/ローザンヌ国際バレエコンクール第1位受賞者)
柳澤 郁帆(スウェーデン王立バレエ セカンドソリスト/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト)

『エスメラルダ』
中島 麻美(スロヴェニア国立マリボル歌劇場バレエ ファーストソリスト)
大巻 雄矢(スロヴェニア国立マリボル歌劇場バレエ ファーストソリスト/ローザンヌ国際バレエコンクール・セミファイナリスト)

『ドン・キホーテ』
?江 絵璃奈(ブカレスト国立歌劇場バレエ ソリスト/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト)
ROBERT ENACHE(ロベルト・エナケ)(ブカレスト国立歌劇場バレエ プリンシパル/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト)

『ロメオとジュリエット』より バルコニーのパ・ド・ドゥ 振付:クリストフ・パストール
岡野 祐女(ポーランド国立劇場バレエ/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト)
北井 僚太(ポーランド国立劇場バレエ/ローザンヌ国際バレエコンクール・セミファイナリスト棄権)

『眠れる森の美女』
山本 小春(パリ・オペラ座バレエ カドリーユ/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト)
藤野 桜士(元パリ・オペラ座バレエ 契約団員)

『パリの炎』
柳澤 郁帆(スウェーデン王立バレエ セカンドソリスト/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト)
淵山 隼平(イングリッシュ・ナショナル・バレエ アーティスト/ローザンヌ国際バレエコンクール受賞者)

『海賊』第1幕より 奴隷のパ・ド・ドゥ
北 沙彩(元中国国立中央バレエ ソリスト 創美バレエ )
大巻 雄矢(スロヴェニア国立マリボル歌劇場バレエ ファーストソリスト/ローザンヌ国際バレエコンクール・セミファイナリスト)

『フローラの目覚め』より フローラのヴァリエーション
齋藤 杏(ハンブルク・バレエ・スクール 留学予定/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト・日本予選合格者)

『コッペリア』より フランツのヴァリエーション
松岡 海人(英国ロイヤル・バレエ・スクール/ローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリスト)

特別出演】
◆「作品名未定(世界初演)」 振付:大石裕香

大石 裕香(ダンサー・振付家/元ハンブルク・バレエ ソリスト)

オープニング群舞出演 
東條裕子バレエシアター(東條裕子振付作品)

ローザンヌ国際バレエコンクール芸術監督 キャサリン・ブラドニーよりメッセージ

ローザンヌ国際バレエコンクールは、本年2023年2月に創立50周年を迎えました。過去50年間、我々はこのユニークなコンクールに参加した素晴らしいダンサーの多くと時を共にすることができとても幸運でした。日本はローザンヌ国際バレエコンクールの歴史のなかでも大きな位置を占めており、昨年2022年10月にはこの素晴らしい国日本で初の予選選考を開催できたことは非常に誇りであります。私たちは何年にもわたってローザンヌ国際バレエコンクールファミリーの一員となった多くの才能あるダンサーを今日まで見てきました。公演当日みなさんがご覧になる素晴らしいダンサーは世界最高のダンサーであり、私は彼らの素晴らしいキャリアと成功を称賛します。

キャサリン・ブラドニー   2023年5月4日

【公演情報】

Dance at the Gathering 2023
~ローザンヌ国際バレエコンクール出場者たちの祭典~

【日時】
2023年7月26日(水) 18:00開演(17:30開場)

【会場】
兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

芸術監督 :法村牧緒 〈 法村友井バレエ団芸術監督 団長 〉
プロデューサー:西尾智子〈 ダンスウエスト代表・芸術文化プロデューサー〉

【料金】(全席指定・税込)
SS席(パンフレット付)¥13,000
S席¥10,000
A席¥8,000
B席¥6,000
※未就学児入場不可

主催・企画制作:ダンスウエスト
運営/協力:キョードーマネージメントシステムズ (キョードー大阪)

【公演詳細】
公式サイトはこちら

【問い合わせ】
公演:ダンスウエスト 06-6447-1950 (平日11:00~16:00)
チケット:キョードーインフォメーション0570-200-888(月~土11:00~18:00※日曜祝日休)

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