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【動画】こども記者がとつげき取材!新国立劇場バレエ団「ペンギン・カフェ」リハーサル&ダンサーインタビュー

バレエチャンネル

動画撮影・編集:古川真理絵(バレエチャンネル編集部)
写真撮影・文:阿部さや子(バレエチャンネル編集長)

2022年7月27日(水)〜31日(日)新国立劇場バレエ団「こどものためのバレエ劇場2022『ペンギン・カフェ』」を上演します。
これは、イギリス人振付家(ふりつけか)のデヴィッド・ビントレーが作った作品。1980年代に人気をはくしたワールド・ミュージック・アンサンブル「ペンギン・カフェ・オーケストラ」の音楽にのせて、いろいろな動物のかっこうをしたダンサーたちが、ミュージカル映画ふうのダンスや、ジャズ、サンバ、イギリスに古くからつたわるモリスダンスなど、ゆかいな踊りをつぎつぎとひろうします。

でもじつは、このバレエに出てくる動物たちはみんな、すでに絶滅(ぜつめつ)してもうこの世にはいない動物や、このままでは絶滅してしまう動物たちばかり。
楽しくてかわいらしいダンスがもりだくさんの作品でありながら、
「人間のやっていることは、本当に正しいのかな?」
「自分たちの都合(つごう)で、動物たちの生活や自然をこわしていないかな?」
と、わたしたちに問いかけてくる作品でもあります。

そこで今回は、バレエのレッスンをがんばっている3人の小中学生がバレエチャンネルの「こども記者」になり、新国立劇場バレエ団におじゃましてリハーサル取材!
『ペンギン・カフェ』に出演するダンサーのみなさんにインタビューしました。

新国立劇場バレエ団のリハーサル風景(ふうけい)や、こども記者ならではのユニークな質問がつぎつぎとびだしたインタビューのようすは、ページトップ↑の動画でぜひごらんください!

\こんな映像&質問が出てきます/
《リハーサル&作品についての質問》

  • 00:00〜 『ペンギン・カフェ』リハーサル風景
  • 01:53〜 リハーサルの感想
  • 02:56〜 Q1 かぶりものをつけて踊る時に気をつけていることは?
  • 03:33〜 Q2 トレイの上にのっているグラスの中身はなんですか?
  • 03:55〜 Q3 どうしてかぶりものをしているのに前が見えるんですか?
  • 04:51〜 Q4 熱帯雨林の人間役は ほかの動物役とは差をつけて演技しますか?
  • 06:06〜 Q5 どうやって音楽に合わせているんですか?
  • 07:07〜 Q6 生まれ変わるとしたらどんな動物がいいですか?

《バレエについての質問》

  • 08:46〜 Q7 バレエは好きですか?
  • 09:32〜 Q8 太ももの筋肉の使い方を教えてください
  • 12:24〜 Q9 つま先をきれいにのばすには?
  • 13:00〜 Q10 バレエを仕事にしようと思ったきっかけは?

新国立劇場バレエ団『ペンギン・カフェ』のリハーサルを取材する、バレエチャンネルこども記者のみなさん ©︎Ballet Channel

こども記者メンバーを紹介!

浅倉 若(あさくら・わか)さん
14さい・中学3年生/バレエ歴=8年

「バレエが大好きで、週6回レッスンに通っています。なやみは体が硬いことと脚のライン。プロのダンサーのみなさんに、作品のことはもちろん、日ごろのバレエのなやみについても質問してみたいです!」

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平賀清音(ひらが・せれん)さん
8さい・小学3年生/バレエ歴=5年

「バレエは3さいから習っています。来年になったらトウシューズをはける予定なので、すごく楽しみです。今日の取材のために、動物のことをたくさんしらべてきました!」

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宗 義真(そう・よしまさ)さん
7さい・小学2年生/バレエ歴=3年

「ぼくはバレエがすきかどうか、まだよくわかりません。でもこの7月に発表会に出て、がんばりました。『ペンギン・カフェ』では、動物の踊りを見るのが楽しみです!」

こども記者の取材アルバム?

新国立劇場にとうちゃく! まずはバレエ団のスタッフのかたが、『ペンギン・カフェ』の作品についてせつめいしてくれました。これからはじまる取材にむけて、気合のはいるこども記者たち

バレエ団のスタジオにおじゃまして、いよいよリハーサルがスタート! この日は『ペンギン・カフェ』の通し稽古(とおしげいこ)。ぜんぶで40分ほどの作品を、ダンサーたちがノンストップで踊ります

リハーサルを見ながら、気がついたことをメモしていきます

ミュージカル映画のような、おしゃれなダンスが楽しめる「ユタのオオツノヒツジ」(木村優里)の場面

ゆかいなしぐさで元気に踊る「テキサスのカンガルーネズミ」(福田圭吾)

イギリスに古くからつたわるモリスダンスふうの場面。踊る男性ダンサーに、「豚鼻スカンクにつくノミ」(奥田花純)がガシッとくっつきます!

両手にふさをもち、かっこよく踊る「ケープヤマシマウマ」(奥村康祐)。でもその毛皮を手に入れたい人間が、シマウマを鉄砲(てっぽう)でうってしまいます……

くるしむケープヤマシマウマには見向きもせず、動物の骨や毛皮でおしゃれしてポーズをきめる女性たち……

「熱帯雨林の家族」たち(柴山紗帆、趙載範)の住む場所も、じょじょにうしなわれていきます……

やがて嵐(あらし)になり、作品はラストシーンへ……

リハーサル終了後、いよいよダンサーさんたちにインタビュー! こちらは「ブラジルのウーリーモンキー」役の渡邊峻郁さん(写真中央)と「テキサスのカンガルーネズミ」役の福田圭吾さん(写真左)

「ペンギンの最初のポーズはどんな意味ですか?」(平賀清音さん)の質問には、「さあ、はじまりますよ! みなさんもいっしょに楽しんでくださいね、っていうポーズじゃないかな」と、バレエミストレスの湯川麻美子先生がこたえてくれました

動物のマスクをかぶってせつめいしてくれる、「豚鼻スカンクにつくノミ」役の奥田花純さん(写真左)と「ユタのオオツノヒツジのパートナー」役の中家正博さん(写真中央)

「ペンギン」役の池田理沙子さん。頭に長いくちばしのついたかぶりものをかぶって踊るときのコツを、おしえてくれました

「ケープヤマシマウマ」役の奥村康祐さん、「ユタのオオツノヒツジ」役の木村優里さんも、たくさん質問にこたえてくれました!

取材を終えて…

浅倉 若さん

あこがれのダンサーさんたちを前にしてとても緊張(きんちょう)しましたが、『ペンギン・カフェ』を見にいくのがすごく楽しみになりました! 今日の取材では、教室の先生にずっと注意されつづけてきたなやみについても質問できました。この経験をこれからのレッスンにぜったいにいかしていきます

平賀清音さん

取材の前はすごくきんちょうしてたけど、やってみたらとても楽しかったです!

宗 義真さん

リハーサルがとてもかっこよかったです。楽しかったです!

公演情報

こどものためのバレエ劇場 2022『ペンギン・カフェ』

公演日程

2022年
7月27日(水)12:30

7月28日(木)12:30

7月29日(金)12:30

7月29日(金)16:00

7月30日(土)12:30

7月30日(土)16:00

7月31日(日)12:30

7月31日(日)16:00

1時間35分(休憩含む)

会場

新国立劇場 オペラパレス

プログラム

第1部
トークショー「いっしょに考えよう!消えゆく生き物たちを救うには?」
ゲスト解説者:成島悦雄
司会:⽯⼭智恵(フリーキャスター)

第2部
『ペンギン・カフェ』の上演

展示
パンダのカンカン・ランランが新国立劇場に!こどものためのバレエ劇場『ペンギン・カフェ』特別展示

詳細  新国立劇場バレエ団WEBサイト

 

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