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小林十市 連載エッセイ「南仏の街で、僕はバレエのことを考えた。」【第15回】2020年10月16日〜11月15日の日記。

小林 十市

ベジャール・バレエ・ローザンヌ(BBL)のスターダンサーとして世界中の舞台で活躍。
現在はBBL時代の同僚であった奥様のクリスティーヌ・ブランさんと一緒に、
フランスの街でバレエ教室を営んでいる小林十市さん。

バレエを教わりに通ってくる子どもたちや大人たちと日々接しながら感じること。
舞台上での人生と少し距離をおいたいま、その目に映るバレエとダンスの世界のこと。
そしていまも色褪せることのない、モーリス・ベジャールとの思い出とその作品のこと−−。

南仏オランジュの街から、十市さんご本人が言葉と写真で綴るエッセイを月1回お届けします。

***

この連載、いつも「今月は何を題材に書くか?」と結構悩み考えて決めて書いて提出してホッとするわけなのですが、毎回あっという間に「え!? もうあと数日で15日じゃないかっ!!」と、1ヵ月が過ぎるのがすごく早く感じるのです。なので今回は慌てないように毎日、11月15日の掲載日まで少しずつ思ったことを書いていこうと思います。いつもより少し長くなるかもしれませんが、そのあたりはお許しください……。

【2020年10月16日】

何とフランスで初の1日あたりコロナ感染者数3万人超え! 欧州各国内でコロナ対策強化。
とりあえず来週からフランスは「諸聖人の祝日」で2週間のヴァカンスに入る。
フランスの祝日はカトリックなものがほとんど。イタリアもそうなのだろうか?

ある文章を読んで「間」と「クンダリーニヨガ」の呼吸について、朝の時間に考えてみる。ゆっくり寝ていたくて前の晩わざと時間をずらし遅くに就寝したのに、そういうときに限ってイサオは早く起き、何と今朝は5時40分に起こされた! それから眠れていない……。別にわざと遅く寝る必要はないのだと反省した。馬鹿みたい。

【10月17日】

土曜日はポワントクラスとヴァリエーションクラスの教え。
これらを終えて、2週間の休みかと思う。

わざと音をさせて大きく「鼻から吸って鼻から吐く」呼吸って結構難しいなと思うし、少し目が回った。あと呼吸に意識していないでいると普通に呼吸している。(そりゃ当たり前でそうなんだけどさ!)

【10月18日】

僕は毎朝コーヒーを飲みながらツイッターを見る。そこで出会うキーワードや写真によって瞬時に思い出されることがあるとついつい呟いてしまい140文字ではおさまらない時もあり今朝も結構書いてしまった。それをこの連載の記事として書けばいいのに……。

【10月19日】

武術、体術について思いを巡らす。姿勢と重心の落とし方、摺り足、足さばき等……。回転抜刀術は他の誰かがやっていたりするだろうか? 特許?

 

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【10月20日】

今日は、クリスティーヌが家族みんなとイタリア料理を食べに行きたいというので、アヴィニョンへ。食後、ショッピングモールを歩くが僕はこっちに来てから「物欲」というものがほとんど無い。日本だと欲しい物だらけなのに(笑)
こっちで買わなきゃと思うのは、お米やお味噌だ……あっ、そういう話じゃない(笑)

【10月21日】

僕はツイッターとインスタグラムをやっている。なぜ投稿するのだろう? なぜ動画を載せるのだろう? 見て欲しいですっていう気持ちは確かにあるけれど、フォロワーさんたちと共有するというよりはどちらかというと自己満足に近い。ナルシストではない。僕は自分に対してコンプレックスがあるので載せる写真も動画もかなり選ぶ。別に何でも良いというわけじゃなくてそこそこ大丈夫そうな? 一般的な? レベルに達していると思えたなら……(僕にとってはSNS投稿もある意味パフォーマンスなのだ)。まあ自己満足というのは自分に対しての「今現在舞台に立っていないけれど、だけれど!」というような表現とか存在の証だからだろうか? 「僕はここにいる」「僕は現役時代を経て今ここにいる」そんな感じなのかもしれない。そこには「忘れないでくれ」という思いもあるっぽい……。だから結局は「いいね」をもらえると嬉しいのだ。

【10月22日】

東京バレエ団のみんなは『M』公演のために今日から劇場入り……。うらやましいし本当なら自分も関われていた仕事だけに今ここ南仏で何もできない自分が腹立たしい気持ちも少し。

なのでその後ろ向きな気持ちを後ろ向きな写真で(本当に後ろを向いている)インスタにアップしておいた。

 

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#throwbackthursday や #flashbackfriday のようなハッシュタグは自分には何と都合の良い物だろうか! おかげで堂々と昔を振り返れるのだから(笑)。同世代の人には懐かしんでもらえ、僕の現役時代を知らない人には「この人にもこんな時代があったのか」と思っていただけるのでは? と。

【10月23日】

フランスではこの24時間でコロナ感染者が4万人を超えたそうで、そしてオランジュもパリやマルセイユと同じく夜間外出禁止令がでた。夜9時から朝6時までの外出を控えることらしい。11歳以上の子どももマスク着用が義務付けされ、それはレッスン中でもということになる。今日は雨で起きてからずっと体が重い。

【10月24日】

今朝も突然記憶の引き出しから思い出が飛び出してきた。昔いつだったかジル(・ロマン)に聞いた話。1986年1月? に20世紀バレエ団のアメリカツアーがあった。『ディオニソス』や他のプログラムを持って。憧れていたルート66をレンタカーで走ったとか!? そしてニューヨーク公演の時に(カーネギーホールで?)ミッシェル(・ガスカール)と2人で「Stepsダンスセンター」へレッスンを受けに行ったというのだ。で、ルックスの良い2人だからダンスセンターで騒がれた!? とかいう話だったんだけど……公演は大成功だったけれど批評家受けは悪く酷評だったそう。NYの批評家は辛口で有名だと留学中に聞いた。日本はどうだろう? あまり辛口な批評を見た記憶がないけれど、日本は批評家よりも劇場へ通うお客さんたちのほうがズバッと切り込んでくる感じはする(汗)。

【10月25日】

昨日『M』の初日が無事に開けて、終演後に芸術監督の斎藤友佳理さんから電話がありそして東京バレエ団のみんなからは動画のメッセージが届いた。その場に居たかっただけに、みんなの優しさが余計に寂しさを倍増させ襲ってきたのでスタジオへ行き生徒のための振付をして考えを他へ向けた。まあ、とにかく無事に2日間の公演がうまくいって本当に良かったと思う。

【10月26日】

フランスのコロナの新規感染者が5万2千人って……これはこのままいくと再びオンラインレッスンになるか!? と不安になる今朝。
秋休みに入ってからの1週間なんだかんだで動いていた。今日は少し身体を休めようかな? 本当に休みが必要な時って考えるよりも先に体が動いてくれない。僕は大体このケースが多い。

【10月27日】

今日は半日をアヴィニョンで過ごした。夜のニュースでもしかするとフランス全土で4週間のロックダウン再び!? と言っていた。僕はこの2日間柔軟もしなければ動いてもいない。

【10月28日】

ツイッターでは愚痴、文句、悪口、等を呟かないようにしている。一見自分に素直そうな人間に見えるかもしれないけれど、僕もいろいろ問題を抱えているし浮き沈みはある。

【10月29日】

Happy World Ballet Day !

【10月30日】

フランスは今日から12月1日まで2度目のロックダウンになり、こんなことなら秋休み中もスタジオをやっておくのだったと思ったけどあの時点ではこんなことになるとは思わなかったからしょうがない。全国的な外出制限といっても3月の時とは少し違う。学校は閉鎖されないし仕事に行くこともできるし、買い物および近所での散歩も可能だけど前回と同様に証明書を持参していないと罰金になる。大きくいえば、家族以外の私的な集まり、公共の場での集会は禁止でスポーツジムやその他の習い事はできない。なのでバレエも同じ(プロフェッショナルは活動を続けられる)。

前にも書いたけど、9月に新学期が始まるので12月に発表会をしようとしても時間が足りず無理だし必要がないと思っていたので、スタジオを始めた最初の2年間は発表会をするのは避けていた。けれど「普段のレッスンを舞台で公開する」ようなかたちなら可能だと思い、このところは毎年いろいろ工夫して12月の「クリスマスガラ」をやってきた。今年も各クラスごとに通常のエクササイズを見せるルーティンを考え、後半はバッハの「ゴールドベルグ・ヴァリエーション」(「コルトベルク変奏曲」っていったほうがいいのかな? カタカナ表記はたまに難しい)を使って生徒たちに楽しく踊ってもらおうと思い、各クラスレベルに合わせ振付をしてきて、すでに18曲分の振付ができている。ピアノバージョンだけではなく弦楽器バージョンとかいろいろミックスして構成した。(21曲使う予定で31分ある)なのでロックダウンが明け、オランジュ市が予定通りに劇場を使わせてくれるなら発表会ができるのでは? と……。そんなことを期待しながら来週からオンラインレッスンで稽古を続けようと思っている。発表会用の振付が各自の家のスペースで踊れるのかわからないけれど(汗)。

【10月31日】

YouTubeでWorld Ballet Dayの動画を流し見る。みんな綺麗。ツイッターに「バレエ基準で選ばれた人たちは綺麗だな」的なことを呟いたのに誰も突っ込みを入れてくれない……。きっとみんな知っているんだ……。そう、僕は「バレエ基準」で選ばれたのか? 否「モーリス・ベジャール基準」で選ばれたのでよくわからない(笑)。バレエへの憧れは今もある……。バレエダンサーになるつもりで稽古してきたのにベジャール・ダンサーになった。悔いはない、もちろん。10歳でバレエを始めて20歳でベジャール・バレエに就職って悪くないよね! 僕がバレエを始めた1979年にジルは20世紀バレエ団に入団したんだよなあ。それで1982年の来日公演ではすでに『アダージェット』を踊っているんだもんな、凄いよなあ。

【11月1日】

さて外出制限はあるけれど、明日から学校は再開するわけで娘は少し心配そう。

クリスティーヌと僕はZoomでのレッスンの準備で生徒たちのメールアドレスをまとめる。そんな日曜日。冬時間になって1週間、日が暮れるのが早い。

【11月2日】

身体は柔らかければ踊れる寿命は長い!? だろうな。

【11月3日】

地球上でいちばん安全な場所は、自分の家かバレエスタジオかもしれない。ニースのテロは教会内で起こった。人種差別、ウイルス、自然災害、毎朝覗くSNSでは暗いニュースが多い。言葉を失いどうしたら良いのか分からなくなる時もある。それでも気持ちを切り替えてスタジオの50人の生徒たちのレッスンや発表会の振付を考え始めるとあっという間に1日が終わる。今の時代、日常に多すぎるほどの情報が氾濫している。昔、ベジャールさんがバレエ団のソリストたちを集め「新聞を読むように、世界で世間でいま何が起こっているのか? 把握しておくべきだ」と言ったことがある。今は自分から探さなくても向こうから勝手に情報がやってくるイメージがある。そんな中で事態を理解するのも大事だけど流されず「自分は今何をすべきか?」をちゃんと見極められるように地に足をつけて生きていたいと思う。

【11月4日】

オンラインレッスンでいちばん大変な日は水曜日だ。まあ、オンラインでなくても大変なんだけど、オンラインでレッスンする場合、こちら側がしっかりエクササイズをやって見せないといけない。もちろんスタジオでもそうなんだけど、画面上で常に動いていたほうが子どもたちにはわかりやすいわけで、まあここで言いたいことは分かってもらえると思うけど……。水曜は小さい子たちのクラスが3つと大きな子たちのクラスが2つで、レッスンは6時間半続く。もちろん前半はクリスティーヌと共同作業だけどずっと立ちっぱなしなので、夜になって結構体に負担がくるのだ。水曜にこれだけ集中しているのは、すべての学校が午前中で授業が終わるからで、その意味ではもちろん土曜も習い事の日には適しているんだけど、フランスではなぜかほとんどの子どもが水曜に通う。ただこのロックダウンで自宅でレッスンとなると、とくに4歳児たちには難しいわけで、今日は9人中3人しかレッスンに参加してこなかった。

【11月5日】

バイデン氏か? トランプ氏か?
権力に執着してしまう人いますよね……それで人間が変わっちゃった人知ってます。
あ、大統領選挙とは関係ない話ですけど……。

【11月6日】

ベジャール・バレエを退団し、しばらくしてから日本で演劇の道に進むようになり、役者として再出発をしブログも始めることになった。そしてあれは2006年頃だったか? あるお芝居の終演後、1人の女性が「ブログ、更新なさっていませんね、毎日楽しみにしているんです」と。それについて僕は確かこう言った「毎日って書くことが見つからないですよ」と。そうしたら「何でも良いんです、ひと言でも良いんです」というので僕は「例えば、あ、とか?」とボケてみたらその女性は真顔で「はい」と言った……。それからもちろん「あっ」とかひと言だけで更新したことはないけど、なるべく更新するようにした記憶がある……。あと、ツイッターとかで投稿したことにたまにコメントをもらうけど、それに返信しやすい文章とそうでないものがあり、時々すごく悩み結局言葉が見つからない時がある。あと結構ぶしつけな人とかもいるしね。文章のニュアンスって受け取り方が人それぞれなので難しい。ある人が「いちいち返答なんかしなくて良いんだよ」って言ってたけど……。

【11月7日】

ということで、月曜から土曜までオンラインでレッスンをしたわけだけど、いやあもうレッスンが始まる寸前でメール届いていないとか、向こう側が音声切らないからエクササイズ中に僕が映ってなかったり、このあたりは田舎なので場所によってはインターネットの繋がりが悪く、フリーズして消えてまた繋ぎ直しの子とか、もう本当にいろいろでそれでもみんなとりあえず喜んでくれているようで、今のところ月謝の払い戻しをしてほしいという人もいないのでこっちも安心している。そして土曜の午後から日曜は休めるので嬉しい。

【11月8日】

お昼ご飯におにぎりを作った。お味噌汁と一緒に食べて妻子も喜んでいた。

 

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最近は昔よりも食に関しての本も多いように感じるし、体メンテナンス系の「動いて、そして食生活も変えて」と健康主義というかそういう時代なんだなと思う。

僕は一般的に体に悪いと言われている物が好きだから(笑)そこは別に変える気にはならないけれど、汗をかける体にはしておきたいと思っている。代謝を上げるような努力は今後もしていきたいなと。

【11月9日】

ダンサーが他人の踊りを気にする時期っていつかなあ? って。例えば50過ぎた今の自分は、お客さんが評価するダンサーたちがどんな振付をどう踊りそれがどう受け入れられているのか? みたいなことを気にするというか、そう別に気にしているわけじゃないけど現在の現役ダンサーたちはどういう踊りをするのだろうと見るというのはあって、それよりも現役のダンサーたちが同業者を意識して見るというのは個人差はあるだろうけど、どういう時なんだろう? と。どこかのバレエ団に就職したい場合、憧れのダンサーがいるところなのか? 踊りたい作品があるところなのか? それとも単純に住みたい国があるからなのか? どうなんだろう? と。まあ就職するバレエ団を「住みたい国」で選ぶ人はいないだろうけど(笑)いたりして!?!

僕が他者の踊りを気にして見ていたのは留学中かなあ? 多分。SAB(スクール・オブ・アメリカン・バレエ)で共にレッスンを受けていた周りの生徒たち。NYCB(ニューヨーク・シティ・バレエ)やABT(アメリカン・バレエ・シアター)の公演で踊っていたダンサーたち。その他にビデオ等で見た作品に出ていたダンサーたち。こうなりたい、こう踊りたい、と外からの刺激が多かった時期。そこからBBLに就職し、ジルやミッシェル、ヨーラン(・スヴォルベリ)やグザヴィエ(・フェルラ)といったベジャール・ダンサーに憧れ、そこから外からの刺激よりも「自分の踊り」を少しづつ目指すようになり「自己追求型」になっていったように思う。そう、たぶんプロになったら他の人なんか気にしていられないんじゃないかな? 逆に「大人バレエ」で現在レッスンに通っています、という方はどういう意識なのかなあ? 自分だけを見ているのか? 横の人が気になるのか? あのバレエ団のあのダンサーのようになりたいと上を目指すのか?

そんな「ひとつの答え」がないようなことを今朝考えていた……。

【11月10日】

朝晩と冷えるようになってきた。簡単に汗をかけない季節になり僕としては冬は好きなのだけど、身体的には汗をかけなくなりたくないと思うわけで、では運動量を増やせば? という簡単な問題でもない。いや? 増やせば? そうなんだろうけど……気力がない。現在は家の中でオンラインレッスンをするだけで精一杯なのだ。

【11月11日】

魔の水曜日……今日も6時間立ちっぱなしで頑張った。

【11月12日】

そういえば今回は毎日何かしら書いているけど、写真がないなあ……と思い。

何か載せよう。

僕の愛車、ヤマハのSR400です。僕が踊り以外に唯一頑張ったのってフランスで二輪免許を取得することだったかもしれない……。僕は中卒でニューヨークへ行ってしまったので人々がやっている一般的なことはできない人間だとどこかで思い込んでいて「免許? きっと取れないよ」ってずっと思っていたんですけど、このバイクを見たときに「ああ! これに乗りたい!」という気持ちが自分を押してくれまして、見事免許が取れました(笑)。まあきっとみなさんは「そりゃ取れるでしょ?」って思っているかもしれませんが……。

筆記試験は1回で合格し、実技試験は2度目に合格しました。
免許を取る間の数ヵ月間はその事だけしか考えていなかったように思います。
ひとたび何かに集中すると徹底してやりきるタイプなようです。あとはだいたい適当(笑)。

たいていの場合がそうだと思いますが、他人から勧められたことってなかなか捗らないですよね。やはり自分自身から「やる!」って思わないとダメなんでしょうね何事も。

それにしてもですね、バイクは最高ですよ!

あと、そう! 僕がフランスへ来たときに滞在許可証を得るために受けなければ行けなかったフランス語の試験。DILFというのはフランス語のいちばん下のレベルでその後にDELFのA1とかがあり、日常生活の具体的な出来事や自分の意思を簡単に伝えることができる。自分や他の人物の紹介などができる。また相手がゆっくり繰り返し話してくれれば内容を推察することができる。というレベルの試験に僕は100点満点で合格した。

生まれて初めての100点だったので嬉しかったのですが、自分のフランス語がここからレベルアップしている気がしない……。次のレベルを受けてみるべきですよね? というかDILFは取れて当たり前ですよね。BBLにいたわけだし、前にも言いましたけど、フランスでフランス人にバレエ教えるのってフランス語ですから(笑)難しいですよ。ただ100点を取れるというのはこれより先ないような気がして……。

それでも喋るの苦手でも文法完璧な人っていっぱいいるんだろうなあ、もちろん。
その人たちからすれば僕なんかゴミ箱行きだな、と。毎日単語ひとつでも覚えようって思ったことはありましたが実行できていません。あはは。

ベジャール・バレエに就職が決まった時、ニューヨークに戻って紀伊國屋書店へ行き、30日で喋れるフランス語っていうテキストを買ったのですが3日分くらいやって終わったまま今もまだ持っています……。困るとクリスティーヌに頼ってしまうのでそれが成長しない原因だと分かってはいるのですが(汗)。

【11月13日】

また今朝もTwitterでいろいろ呟いてしまった。
ひとつ呟こうと思ったことをこっちに書こうとパソコンへ移動してきました(笑)。

書こうとしたのは、とある呟きに答えようと思ったこのことです↓

「椎間板はすり減ったけど、自分は90年代(この頃が自分の黄金時代だと思っている)、全力でベジャール作品を踊ってきた。外科医の先生に「もう少し踊り方を変えられなかったのですか?」と言われたけど、常に100%が自分流だったから。ベジャールさんもそこが気にってくれていたと思うし後悔はない。」

……と書いて、ふと思う。こうなると分かっていたら? 踊り方を変えただろうか? と。

いや、きっと変えられなかったと思う。

みんなが好きなシーンナンバー1の場面。『M』1993年初演

さて、今月21日、好評だった『M』が神奈川県民ホールで上演されます。
三島由紀夫没後50周年記念公演です。まだご覧にないっていない方、また観たい! という方、是非劇場へ!

ということで、気がつけば明後日はもう11月15日! いやいや早いですやはり(笑)。
そろそろバレエチャンネル編集部にこの原稿を提出してしまおうと思います。

バラバラな文章でした……。
お目通しいただき、ありがとうございました♪

 

P.S.

【11月14日】 担当編集・阿部さんがこの原稿の手直し中?(笑)

【11月15日】 バレエチャンネルにて掲載される。

 

2020年11月15日 小林十市

★次回更新は2020年12月15日(火)の予定です

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元ベジャール・バレエ・ローザンヌ、Orange Ballet School 主宰、振付家、俳優。 10歳より小林紀子バレエシアターにてバレエを始める。17歳で渡米し、スクール・オブ・アメリカン・バレエに3年間留学。20歳でスイス・ローザンヌのベジャール・バレエ・ローザンヌに入団。以後、数々の作品で主役をはじめ主要な役を踊る。2003年に腰椎椎間板変性症のため退団。以後、世界各国のバレエ団でベジャール作品の指導を行うほか、日本バレエ協会、宝塚雪組などにも振付を行う。また舞台やテレビ、映画への出演も多数。 現在はフランスのオランジュにて Orange Ballet Schoolを主宰。

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