動画撮影・編集:新書館
“バレエのある街づくり”に取り組んでいる、東京都・江東区。その中心となって「バレエの街プロジェクト」を展開しているのが、森下文化センターです。
同プロジェクトでは、区民にバレエの魅力を伝えるべく、バレエに関するイベントや講習会を次々と開催。
2022年2月には、1994年から東京都江東区と芸術提携を結んでいる東京シティ・バレエ団との共催で、『チャイコフスキー・ガラ・バレエコンサート』を上演しました。今回はこの公演のもようをレポートします!
東京シティ・バレエ団「チャイコフスキー・ガラ・バレエコンサート」
同イベントは、チャイコフスキー三大バレエ『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』から抜粋したスペシャル・ガラ・コンサート。
コンサート前には東京シティ・バレエ団の安達悦子芸術監督と中京大学教養教育研究院特定任用教授の平野恵美子さんが登場し、作品の時代背景や、これから踊る場面のあらすじ、登場人物などををわかりやすく解説。続けて東京シティ・バレエ団のダンサーによるガラ・コンサートが上演されました。
- プログラム?
- 『白鳥の湖』第1幕よりパ・ド・トロワ
・第1ヴァリエーション:須見桃子
・第2ヴァリエーション:古川茉帆
- 『白鳥の湖』第2幕よりオデットのヴァリエーション:清田カレン
- 『眠れる森の美女』第3幕よりパ・ド・ドゥ:斎藤ジュン、福田建太
- 『くるみ割り人形』より花のワルツ:須見桃子、佐藤鴻/古川茉帆、小栗航大郎
- フィナーレ:全員
ホールの床にリノリウムを敷いたステージは、客席とダンサーの距離がとても近く、目線も同じ高さ。チュチュの衣擦れの音や、ダンサーの呼吸まで聴こえてきます。女性たちのポワントワークの繊細さ、高々としたリフトや助走なしで跳び上がるジャンプの迫力……バレエが持つさまざまな魅力が目の前で繰り広げられていきます。
左から:佐藤鴻、須見桃子、斎藤ジュン、清田カレン、福田建太、古川茉帆、小栗航大郎 ©︎Ballet Channel
観客は江東区民を中心とした老若男女で満員御礼! 公演が始まると、回転技やジャンプを見て思わず立ち上がりそうになる男の子や、ワルツに合わせて身体を揺らすお年寄りなど、楽しそうに鑑賞する姿があちこちに。フィナーレでは会場じゅうに大きな拍手が響きました。
左端:安達悦子(東京シティ・バレエ団芸術監督)、中央:高野裕久(森下文化センター)、右端:平野恵美子(中京大学教養教育研究院特定任用教授) 前のダンサーと一緒に写っているのは……? ©︎Ballet Channel
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編集部は見た?あの可愛いキャラクターはいったい…?
受付や会場のあちこちに気になるぬいぐるみを発見!
森下文化センター「田河水泡・のらくろ館」の、のらくろくんです。
©︎Ballet Channel
- 森下は「のらくろ」の作者、漫画家の田河水泡が生まれ育った街。
「バレエの街プロジェクト」の一員として、ぼくもバレエのPRをお手伝いしています。
のらくろくんは「バレエの街プロジェクト」のイベントを見ているうちに、バレエの魅力に少しずつはまり始めているとのこと。
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森下文化センター講座情報
「これだけは観たい!名作バレエ5選~バレエを楽しむためのエッセンス~」
開催期間:2022年5月18日(水)~2022年11月27日(日)(全6回)
※7/10・11/27は一般公開あり
時間:14:00~15:30
会場:森下文化センター第1研修室 多目的ホール
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