“やさぐれ舞踊評論家”こと乗越たかおさんの人気連載「バレエファンのための!コンテンポラリー・ダンス講座」が電子書籍になって発売されます!
「百年後のダンスに役立つような、そういうものを書くよ。」
ーー2020年2月、そんな言葉と共に始まった連載は、掲載のたびに大反響。毎回私たちの思考を揺さぶり、痺れるような知的興奮と、震えるような感動を与えてくれました。
そして2021年9月、最終回。それから約2年半の間にも、世界やダンス界にはいろいろな変化がありました……ということで、電子書籍化にあたっては内容を一部アップデート。さらに乗越さんが電子書籍のために1章分書き下ろした「魔性の作品『春の祭典』」も追加収録しています!
本書は大きく分けて2つの視点から書かれています。
前半は「ダンス=舞台芸術」という視点。バレエとコンテンポラリー・ダンスを比較しつつ、作品を構成する舞台上の構成要素全般(照明、音楽、衣裳、美術、小道具等)について、項目ごとに解説しています。
後半は「ダンス=アート」という視点。「美しさ(ルッキズム)」「他文化時代のダンス(差別表現の変遷)」など、ダンス作品が長いアートの歴史のなかでどう存在してきたか、そしていま最先端のアートのひとつとして、どのような挑戦を続けているのかが示されています。
乗越さんの膨大な国内・海外取材の成果を元に、大量の実例で徹底解説!
作品名、振付家名、ダンサー名、カンパニー名など、気になるワードが即検索できるのも、電子書籍ならではです。
ダンスが好き、舞台が好き、アートが好き、表現する人間が好きーーみなさんのスマホに、ぜひこの1冊を!
- ★大切なお知らせ★
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このたびの電子書籍化に伴い、現在バレエチャンネルに掲載しております連載「バレエファンのための!コンテンポラリー・ダンス講座」は、2024年3月20日をもって(一部を除き)公開を終了します。
連載ファンのみなさま、以降はどうか、さらに内容がパワーアップした電子書籍でお楽しみください。
引き続きのご愛読をよろしくお願いいたします!
発売情報
電子書籍
「舞台の見方がまるごとわかる 実例解説!コンテンポラリー・ダンス入門」
乗越たかお 著
Guide to Contemporary Dance by Norikoshi Takao
コンテンポラリー・ダンス、それはあらゆる常識を疑い、壊し、革新してきた身体芸術。音楽・言葉・照明・衣裳・美術等との関係や、ルッキズム・差別表現などアートをめぐる今日的な問題まで、大量の実例で徹底解説!
【発売日】2024年3月15日
【価 格】税抜1,000円(税込1,100円)
【ご購入】電子書店各店のリンクはこちら▼
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【目 次】
はじめに
〈第1章〉キスをするのかしないのか――舞台におけるリアリティ
〈第2章〉言葉とダンス――魅惑の罠からの脱出
〈第3章〉ダンスと音楽――知性と身体性の果てしなきバトル
〈第4章〉ダンスにおけるセンター問題~ヒエラルキーを無力化する戦い~
〈第5章〉群舞とユニゾン~強すぎて危険な魅力、その光と影~
〈第6章〉ダンスと衣裳~すごく近くて、ものすごく深い~
〈第7章〉ダンスと舞台美術~最大の強みを生かし切れぬ人のために~
〈第8章〉ダンスと照明~光の向こうに、深淵がある~
〈第9章〉ダンスと映像 ~身体を視るための第三の眼球~
〈第10章〉ダンスで扱う「物」たち~ 舞台の上に無駄なものは何ひとつない~
〈第11章〉サイト・スペシフィック・ダンス~逃れるだけでは、自由になれない~
〈第12章〉物語と抽象~「よくわからない」とは、何がわからないのか?
〈第13章〉ダンスにおける「美しさ」問題~それは疑いつつ信じ抜くもの~
〈第14章〉多文化時代のダンス(バレエ編)~それは伝統的表現か、差別なのか~
〈第15章〉多文化時代のダンス(コンテンポラリー・ダンス編)~アップデートし続けるから古びない~
〈第16章〉バレエが原作のコンテンポラリー作品~名作をアップデートしていく、天才たちのアイディア~
〈第17章〉ダンスにおけるセクシュアリティとLGBTQ+ ~「本当の愛」は、「本当の自分」の中にあるよ~
〈第18章〉魔性の作品『春の祭典』~名作か駄作しかないが、挑まずにはおれない~
おわりに
注釈一覧
〈巻末資料〉「芸術的なダンス」100年の歴史の概観年表
【著者プロフィール】
乗越たかお(のりこし・たかお)
作家・ヤサぐれ舞踊評論家。株式会社ジャパン・ダンス・プラグ代表。06年にNYジャパン・ソサエティの招聘で滞米研究。07年イタリア『ジャポネ・ダンツァ』の日本側ディレクター。19年スペインMASDANZA審査員。現在は国内外の劇場・財団・フェスティバルのアドバイザー、審査員など活躍の場は広い。『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER』(作品社)、『ダンス・バイブル』(河出書房新社)、『どうせダンスなんか観ないんだろ!? 激録コンテンポラリー・ダンス』(NTT出版)、『ダンシング・オールライフ~中川三郎物語』(集英社)、『アリス~ブロードウェイを魅了した天才ダンサー 川畑文子物語』(講談社)他著書多数。月刊誌「ぶらあぼ」コラム『誰も踊ってはならぬ』連載中。「DaBY/ProLab 乗越たかおの〝舞踊評論家[養成→派遣]プログラム〟」共同ディレクター&メンター、オンライン「乗越たかおのダンス私塾」塾長。
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新書館バレエチャンネル編集部
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