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小林十市 連載エッセイ「南仏の街で、僕はバレエのことを考えた。」【第25回】「舞踊の情熱」「エリア50代」、無事終了!

小林 十市

ベジャール・バレエ・ローザンヌ(BBL)のスターダンサーとして世界中の舞台で活躍。
現在はBBL時代の同僚であった奥様のクリスティーヌ・ブランさんと、フランスの街で暮らしている小林十市さん。

いまあらためて、その目に映るバレエとダンスの世界のこと。
いまも色褪せることのない、モーリス・ベジャールとの思い出とその作品のこと−−。

南仏オランジュの街から、十市さんご本人が言葉と写真で綴るエッセイを月1回お届けします。

🇫🇷

新潟へ! 金森穣くん&Noismとリハーサルをしました

2021年9月。この連載を始めて丸2年が経ちました! いつも応援有難うございます!!

さて、僕はいよいよ新潟に入りました。

Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2021のクロージングを飾る「Noism Company Niigata × 小林十市 A JOURNEY〜記憶の中の記憶へ」のリハーサルのためです。
新潟に行くには上野からだと勝手に思い込んでいたのですが、大宮から上越新幹線で1時間14分で新潟に到着(電車空いていました〜。これが一番早い経路だったようです)。そのまま劇場へ向かいました。

気がついたら穣くんとスタジオで、穣くんに振付けをしてもらっている自分がいました。不思議な感じがしましたけど、踊りに集中するとただ振りを追う自分がそこにいました。こうして自分の踊りに集中できるということが生きる充実感を与えてくれます。穣くんが言っていました。「Noismがこうして外部の人間をゲストに迎えるのも、十市さんに振付けるのも初めてだから!」と。

Noismメンバーにも紹介してもらい、マスクをしていないといけない状況が残念ですが、さっそく一緒に踊らせてもらいました。

【2日目】

9月上旬、東京は雨模様が続いたそうですが、ここ新潟は晴れていました(自称晴れ男)。

りゅーとぴあには過去3回来ています。1回目は2002年のBBL来日公演の時。2回目は2005年、大地真央さん主演『トスカ』のお芝居の時。そして3回目は佐藤B作さんの劇団ヴォードヴィルショーの『戸惑いの日曜日』というお芝居で。

Noismとの稽古は、朝9時半から「Noismメソッド」のクラス、10時半からバレエクラス、そして12時からまずは穣くんと2人きりで自分のパートの振付け、その後みんなと一緒に(昼休憩も挟みますが)17時半まで踊る、というスケジュールで始まりました。自分、ずーっと踊っています(笑)。
写真も撮りたいんだけど、その時間がない……だってずーっと踊っているから(笑)。

【3日目】

今朝は穣くんが教える「Noismメソッド」から始まりました。

「Noismメソッド」とは、聞いたところ何年もかけて試行錯誤を繰り返してきて形になったエクササイズだと。まだ発展途上中?らしいです!?!
穣くんの説明に耳を傾けエクササイズをするカンパニーのダンサーたちに混じり自分も……。ルードラからNDT、リヨン、そしてヨーテボリと穣くんが過ごしてきた年月の集大成が詰まっている感じがしました。これをマスターできたらすごいだろうなと硬い自分の体を動かし、何をやるにもこうした基礎は必要不可欠なのだと改めて思うのでした。

【4日目】

朝起きて、ベットから立ち上がると身体が痛くて普通に歩けない……今まで横になって休んでいたんじゃ無いのか!?!と思う。

けれどスタジオに行き、ウォームアップして汗をかけば、とりあえず動ける。不思議というか穣くんとNoism Company Niigataのみんなと稽古をしていると、自分が52歳だからとか気にならないというか年齢を考えない……けれどみんな普通なのに自分だけ息切れしていると、自分が老けているというか周りが若いんだなみんな、と思う。見方が違うだけで同じことなんだけど(笑)。

あと、今回の作品のまだ全貌はわからないけど、ユニゾンが超かっこいい。みんな、かっこいい振付をする人に憧れて、自分もそれを踊りたいと思って入団したいって思うんだよな、と、若い子たちを見て思った。

【5日目】

僕の最後のソロも振付けてもらった。自分は頑張っているんだけど、正直どうなのだろう? 穣くんはどう思っているのだろう? 聞くのは怖いし穣くんだって聞かれてもなんと言っていいか分からないだろう。Noism Company Niigataのダンサーたちは動く! 大きく、柔らかく、力強く、無駄なく踊る! 見ていてすごいなと思う。そして振付をする穣くんも更に誰よりもキレがあり、もちろん彼の振付だからそうなんだけど説得力がある。そんな中にいるのだ自分が……。

【6日目】

休日。海へ行った。今年初めての海。自転車で割とすぐ着いた感じ。
そう、自転車を借りたんです。新潟自転車ライフ。
新潟の街は自転車に優しい感じがします。走りやすいし歩行者も分かっていて一緒に道を共有するし、自転車用の道もある所はあるし、自転車駐輪場も多いのです。

ホテルから近い浜辺、関屋浜海水浴場(多分)。

遠くで釣りをしている人は何人かいましたが、僕の周りには誰もいませんでした。
裸足になって海水も冷たすぎず気持ちよかったです。

予報が雨っぽかったのですが晴れていました(自称晴れ男)。
そんなに時間が経っていると思わなかったけど2時間半いました(笑)。
大好きなラーメンも食べられて良い休日でした。

【7日目】

リハーサル2週目に入りました。まずは朝9時半からNoismメソッド&バレエクラス。
なんだか肩と左膝が痛い……。先週はただただ一生懸命振りを覚えてついて行くのが精一杯だった。そしてなんとなく気がついた。

「エリア50代」では、50代というのが前提で振りも創作して貰った。もちろん50代だからといって手抜きの振付けな訳ではない。けれど穣くんとの振付は、自分1人が別の振りで周りは違う踊りだと、まあなんとか誤魔化せるけど、ユニゾンなんかで一緒に踊ると自分は完璧に飲み込まれる。要は「手加減が無い」のだ(笑)。

「十市さん出てた?!」とか言われないように大きくパワフルに踊らなければ!
だが、五十肩か!?!と思われる自分の体はなかなか言うことを聞いてくれない。

焦るな! 落ち着け50代……。年齢は言い訳です(その通り!)。

「誤魔化」せるって言ったけど、じつはそんなことはないです(汗)。穣くんの要求は細かいし穣くんのヴィジョンはハッキリしているのでそのレベルまで持っていかないといけない。大変だけど充実した稽古場です。

【8日目】

雨……歩いてもホテルから稽古場までは約20分で着く。
新潟についてから初めて傘を使いました。

今朝もメソッドとバレエクラス。左膝がちょっと心配だがなんとか大丈夫そう。

先週かなり早いスピードで振付けてもらっておさらいするのは少しずつなので、そこまで体に負担はかからない。穣くんが気を遣ってくれているようだ(ありがとう!)。といっても稽古を繰り返し振りが体に馴染むようにしたいと焦る気持ちはある。今朝、穣くんに昨日自分が感じたこと「割とハンデ無しだよね」といったら「そんなハンデを付けるのは失礼だしそんな十市さんは見たくない!」とハッキリ言われた……頑張ります(笑)。「十市さんは自分が思っているよりもまだ動ける」という穣くんの言葉を信じ、日々精進したいと思います。

【9日目】

今朝はメソッドのフルクラス。難しい……けれど頑張る。
そして、一昨日から振付け始めた穣くんと一緒に踊る部分の振りが上がった。
僕は普段あまりカウントするほうではないけれど場合によっては必要な時もある。
でもカウントしているうちに音楽が馴染みカウントしなくなるんだけど結局。

今日はなんとなく足が棒のようになりプリエがきつかった。
でも自転車漕げるんだから大丈夫かなって思う。

【10日目】

少し寝坊した……めずらしいこと。メソッドは受けようと思えば間に合う時間だったけど、やめて駅まで明後日の帰りの上越新幹線切符を買いに行く(ネットでも予約や購入ができるけどちゃんと紙の切符が欲しいのだ)。中心地にはたくさんある自転車駐輪場が駅の周りにはまったくない! 探していたらひとつあった。

レッスン後は、ソロの稽古から始まり、そのあと部分的におさらい。

今日の稽古が終わり劇場を出て考えた。本当にこうして踊れることに少し驚いている。そして人生って面白いなと思った。

ダンサーたちにいろいろ食べ物が美味しい場所を聞いては行ってみているのだけど、今日は「鳥の歌」という表からは何のお店か分からない古民家的な場所でご飯を出してくれるところに入った。コミュニティーカフェっぽい感じで、僕は大きなテーブルに着き、少し酔ってずっと喋っているおじさんと、自分の母と同じ歳のおばさまと食事をすることになった。おばさまは女学生の時に小豆島に行ったことや北海道を旅したこと、今は年金でお金がないから旅ができないなどこっちが聞いてもいないのに喋っていて、おじさんは「大丈夫? このやろ」とか訳わからず不思議だったけど映画みたいで面白かった。人生は面白がると面白い現象が起きるらしい。

【11日目】

振り返るとあっという間に時間が過ぎて、ただただ「ありがとう!」と穣くん、佐和子さん、そしてカンパニーのみんなに言いたいです(言いました)。

今日は作品の順を追っての確認作業。そして最後にやっと撮れた写真(笑)。

撮影の時だけマスクを外しています、をやりましょうと次の写真↓

教えているときはそれほど思わなかったけど、自分が踊っているとマスクはとても邪魔で息苦しさがありますね。

2週間後に戻って来る時は「舞踊の情熱」も「エリア50代」も終わっているんだなあ……。

帰京。DDD2021の各公演へ!

東京に戻ると、まずは横浜にぎわい座で、Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2021 主催の「柳家花緑独演会」に出演しました。古典落語と『白鳥の湖』を題材にした花緑の創作落語「鶴の池」、そして自分との兄弟トーク。

なんだかボーッとしていまして(笑)普通に花緑の落語を聴いて笑って、最後のトークとか何を喋るとかまったく考えず花緑にリードしてもらいました。

あと、いつも驚いちゃうんですけど、花緑は何の噺をするのか高座に上がってから決めるそうなんです! いつでも喋ることができる(古典落語の)噺はいくつかあるみたいですが、劇場に着いてからとか、お客さんの様子を見てから決めるってすごいなと……。

「鶴の池」は面白かったですね。バレエの場面がしっかり浮かぶところもあり、四羽の白鳥とか最高でしたね。あっ、鶴か(笑)。2021年10月22日(18時半開演)と23日(13時開演)にイイノホールで行われる「花緑ごのみ」で披露される新作「くるみ割り人形(仮)」も楽しみです。どのように江戸時代に置き換えるのでしょう?! 興味ある方は是非!

翌日は、まず東京バレエ団で『中国の不思議な役人』の役人を踊る大塚卓くんに振付指導を行いました。東京バレエ団も忙しいので、スケジュール的に大丈夫な時が重なれば自分も時間のある時に稽古を見ています。

大塚くんの印象は、真面目で理解が早いというところでしょうか。注意したことをどんどん吸収し自分のものにしていきます。本番までまだ時間はあるものの、稽古時間はそれほど取れないので大変かもしれませんがよくやってくれています。

そして東京バレエ団での稽古後は、横浜へ。

ラジオの収録でした。ラジオ日本で毎週土曜日の午後5時5分から5時20分に放送されている「ヒューマン・トーク〜あの日あの時」という番組に出演。10月に放送されるそうです。
ざっくりと今回のことや留学時代、ベジャール時代、演劇時代とか話しています。

その後3日間、「International Choreography × Japanese Dancers 〜舞踊の情熱〜」の稽古に入りました。

せっかくこれだけのメンバーが集まってくれたのに、参加してくれたダンサーたちがただ作品を踊って終わってしまうのはもったいないと思い、公演での一体感を出すためにみんなで共通のフィナーレをやりたいと思いまして、みなさんにお願いし稽古をしました。
何を踊ってもらったのかは……後ほど、本番の日の記録で!

同時に、池本祥真くんが踊る『M』のソロと、中村祥子さんが踊る『椿姫のためのエチュード』のソロの稽古も行いました。

ベジャールさんの作品は「手」に特徴があるので、それを習得してもらうのが結構ポイントとなってくる感じがしました(フィナーレで踊った作品も含め)。

あとは小尻健太くんと鳴海令那さんが踊る、クリスタル・パイト作品『A Picture of You Falling』の稽古や、

島添亮子さんと厚地康雄くんが踊る、フレデリック・アシュトン作品『二羽の鳩』、

佐久間奈緒さんと厚地康雄くんが踊る、デヴィッド・ビントレー作品『スパルタクス』のパ・ド・ドゥ。これはビントレーさんがZoom参加で直々に指導してくださってのお稽古でした。
こうした繋がりって素敵だなあと。

【9月17日】

「舞踊の情熱」のゲネプロでした。

突然、不思議な感覚になりました。ここに自分が関わっていることに……。
そっか、ディレクターなんだ俺……っていう。

神奈川県民ホールも久しぶりでした。
あと、フィナーレをやっておいてよかったと思いました。お客様にも喜んでいただけると嬉しいなあ。

夜帰るとね……ちょっと遠いって思っちゃうよ横浜(汗)。
バイクだったらね、いい距離感なんだけど(笑)

【9月18日】

早朝、雨音で目覚める……やはり台風か……。
大きな傘を持って出かけたけど一度も使わなかった!(自称晴れ男パワー?)

「International Choreography × Japanese Dancers 〜舞踊の情熱〜」、無事に開けて、無事に終わりました。
劇場まで足をお運び下さった皆様ありがとうございました!

僕は一応ディレクターなんですけど、この「舞踊の情熱」では山本康介くんが素晴らしい仕事をしてくれたおかげでここまでのプログラムが完成しました。

フィナーレは、ベジャールさんの『火の鳥』のアレンジでした。
この件では、僕のやりたいという意思を尊重してくれたジルに感謝です。世界バレエフェスティバルの最中に打診をし「十市がアレンジしてみるといいよ、やってごらん」と言ってくれました。出演者のみんなには突然のお願いで、本番3日前からの稽古に付き合っていただき、といっても3日というか実質数時間の稽古で本当によく踊ってくれたと思います。

祥真くんのお辞儀からの突然の『火の鳥』、お客様にも喜んでいただけたようで何よりです!
あのシーンは不死鳥の蘇りでもあり、今の状況下で大きな希望を見出せるかもしれないし、背景に浮かぶ太陽が日の丸っぽくもあり今回のオールジャパニーズダンサーという趣旨で行った公演を終えるに相応しい。そう思って選んだ作品でした。

この公演は、劇場入りしてからの雰囲気が良かったですね、笑顔で穏やかで居心地の良い現場でした。
これが1回公演だけというのがもったいないくらいで、欲を言えば全国ツアーで周りたいぐらいでした。本当にお疲れ様のお幸せ様でした!!

【9月19日】

今日は赤レンガで『One to One』の自主稽古。先月の23日に踊ったっきりでした。
音楽は聴いていましたが、全然振りを踊っていなかったのでいろいろと微妙でした。

2ヵ月前の今日アノネーのチャペルで踊り、先月にいちど踊り、そして今日も約1ヵ月ぶりに部分的に振りを確認しながら1回通して踊りました。

正直、よくわかりません……自分の踊りがどうなのか?

【9月20日】

今日は、東京バレエ団にて11月の公演の『中国の不思議な役人』の娘役を初めて踊る池本祥真くんと、初めて役人の役を踊る大塚卓くんの稽古をして、アンサンブルも見ました。みんなは明日から『海賊』の公演で劇場入りだし、僕は「エリア50代」があって、その後も新潟で稽古があるので、本当に空いている時間を見つけて少しずつ稽古を進めています。次回の稽古は来月18日から本番まで突っ走る感じになるのではないかと思われます……。

【9月21日】

KAAT神奈川芸術劇場「大スタジオ」入り。

この空間です。近っ! 狭っ!(笑)
いやあ、アノネーのチャペルだって近かったですからね。

さて、「エリア50代」どうなるでしょうね〜♪

そして今宵は「中秋の名月」。十五夜のお月様。明るい。綺麗。

【9月22日】

今日は、自分の照明合わせと通し稽古。

振付家のアブーさんもいないし、自分で進めます。アブーさんから照明プランもはっきりいただいていなかったので、アブーさんが最初ちょっと冷たい感じの照明とおっしゃっていたところから作って行きました。踊りは注意してくれる人がいないので自撮りして、それをクリスティーヌに見てもらいました。「少し力み過ぎ」って(汗)。

そういえば呼吸の意識を忘れていたなと思い、いつもイメージする「自分の中を流れる川」も見ようとしたけど見えなかった……。アノネーのチャペルでは見えていたのに……ちょっと緊張気味なようです自分。明日の初日はリラックスしてその場を楽しみたいと思います。気が付けて良かった。強運、強運♪

【9月23日】

秋分の日「エリア50代」初日無事に開けました~!

近藤良平さん、安藤洋子さん、と3人で、ゲネプロから本番へ。
楽しかったです。昨日よりもリラックスできていました。それは昨日の反省の時に、たとえ初日に力んで思い通りに踊れなくても、それが自分のその日の踊りなのだ、と割り切ってから楽になれました。なので今日はただ呼吸に意識と集中を持っていき挑みました。自分ではどうだったのか? よくわかりません……。

近藤良平さんと自分は毎回出演し、今日の初日のゲストは安藤洋子さんでした!

あと3日、日替わりゲストさん達と、この時間を大切に過ごしたいと思います。

【9月24日】

「エリア50代」2日目。
今日のゲストはSAMさん!! 50代というより「エリア60代」に近いとおっしゃる59歳のSAMさん。とても素敵だなと作品を見て思います。

削ぎ落としていく、余計な動きや思考もそうかもしれないですね。削ぎ落とす……SAMさんの言葉。

当たり前ですけど、昨日の安藤洋子さんの時とはまったく違ってトークも別物でしたね。それが舞台にいてとても新鮮で面白いです。

あと、この「エリア50代」はまず僕と良平さんと日替わりゲストのプレトークから始まって、その場でみんなで「くじ引き」をして踊る順番を決めるというルール! 僕は、昨日の初日は2番目に踊り、今日は3番目に踊ることになりました。

2日間続けて観た方からは今日のほうが良かったと言われましたが、自分では良い悪いはコントロールできないですし、その時、その場で、その踊りがあるだけな気がします。今日は呼吸と音楽に集中しました。あと2回。アプローチを少し変化させるというか何か試みるのもいいのかもしれません。今日は今日。明日は明日。

【9月25日】

「エリア50代」3日目。
今日のゲストは伊藤キムさんです。

急に気温が下がり、良平さんとも言っていたのですが、3日目で疲れも溜まりこの気候で疲れますね、と(笑)。そんな中、伊藤キムさんを迎えゲネプロが行われ、もちろん良平さんと自分は踊りませんが、踊る順番を決めるくじ引きのシュミレーションをしました。その時のくじ引きでは、僕が1番でキムさんが2番で良平さんが3番という順番に。僕は今日はちょっと疲れていることもあってぜひ1番がやってみたかったのですが、本番のくじ引きで決まった順番は、なんと3番でした……。

今日は見事に雑念だらけのソロでした。音楽に集中しようとしても無理でした。
こればかりはコントロールできないですね。なんでだろう?って考えたところでわかりはしない訳で……。

伊藤キムさんは僕の印象ではスイッチのオン/オフがはっきりしている感じで、振付をしたBOXER&Hagriさんの作品の中で弾けていました♪
ちょっと僕もこういう感じの振りが踊ってみたいなあって。

今後、できればいろいろな自分が今まで踊ってこなかったジャンルも挑戦してみたい気持ちはあります。

【9月26日】

「エリア50代」4日目&千秋楽でした。
今日のゲストは、平山素子さん。

今日も面白い流れでした!
自分的には踊りながらいつもとは違うことがいろいろ起こり、起こったことのほうへ流れていく感じで……踊る回数を重ねれば重ねるほど、出てくるものがあるんだなあと感じました。

全4公演、毎回くじ引きで踊る順番を決めたわけですが、僕は2番、3番、3番、2番で、ゲストの方は結局4人とも1番を持っていくという流れになりました。また11月に新潟公演が2回あるので、良平さんも僕も、1回ずつ「1番」が経験できればいいなあと思います。

今回、いろいろな方に「面白い企画だね」と言われ、なんか本当にやって良かったなって思いました。

すみません、終わってホッとして頭回らないのでここまでにします。
明日から再び新潟入り!

今月もお読みいただきありがとうございます。

(写真:鈴木穣蔵さん)

もっと踊り込んでみたい……と今日の終演後思いました。

小林十市

★次回更新は2021年10月27日(水)の予定です

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元ベジャール・バレエ・ローザンヌ、Orange Ballet School 主宰、振付家、俳優。 10歳より小林紀子バレエシアターにてバレエを始める。17歳で渡米し、スクール・オブ・アメリカン・バレエに3年間留学。20歳でスイス・ローザンヌのベジャール・バレエ・ローザンヌに入団。以後、数々の作品で主役をはじめ主要な役を踊る。2003年に腰椎椎間板変性症のため退団。以後、世界各国のバレエ団でベジャール作品の指導を行うほか、日本バレエ協会、宝塚雪組などにも振付を行う。また舞台やテレビ、映画への出演も多数。 現在はフランスのオランジュにて Orange Ballet Schoolを主宰。

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