2025年5月30日(金)、15年ぶりとなるオーストラリア・バレエ(TAB)来日公演の幕が開きます。
開幕を目前に控えた5月26日(月)、東京バレエ団のスタジオにて記者会見が行われました。
登壇者は、今回上演するヌレエフ版『ドン・キホーテ』の作品指導を務めたシルヴィ・ギエムとオーストラリア・バレエ芸術監督のデヴィッド・ホールバーグ。そして、オーストラリア・バレエ プリンシパルの近藤亜香とチェンウ・グオの4名。
シルヴィ・ギエムが記者会見に登場するのは2015年の引退以来のこと。ヌレエフ版『ドン・ホーテ』の特徴やホールバーグから依頼を受けた時のことなどについて、時折ユーモアも交えながら語りました。その会見のもようを動画でお届けします。
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- チャプターリスト
- 00:06〜 デヴィッド・ホールバーグ挨拶
00:58〜 シルヴィ・ギエム挨拶
02:14〜 近藤亜香(プリンシパル)挨拶
02:33〜 チェンウ・グオ(プリンシパル)挨拶
<記者たちによる質疑応答>
03:05〜 Q1 なぜ、ホールバーグ氏の依頼を受けようと思ったのか?
03:33〜 Q2 ヌレエフ版「ドン・キホーテ」の特徴
05:24〜 Q3 指導している時に大事にしていること。若い世代に何を伝えたいか?
07:35〜 Q4 ギエム氏の指導を受けて(近藤亜香)
09:15~ Q4 ギエム氏の指導を受けて(チェンウ・グオ)
13:13〜 フォトセッション

フォトセッションでは4人で指ハートを作る場面も。左からチェンウ・グオ、シルヴィ・ギエム、デヴィッド・ホールバーグ、近藤亜香 ©Ballet Channel
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記者会見後には、シルヴィ・ギエムとホールバーグの指導による公開リハーサルが30分ほど行われました。指導を受けたのは、5月31日の夜公演に出演するジル・オオガイ(キトリ役)とマーカス・モレリ(バジル役)。ヌレエフ版の特徴がよく表れている第二幕のパ・ド・ドゥを見せました。

日本人の父を持つジル・オオガイ(キトリ)とパートナーを務めるマーカス・モレリ(バジル)は、2023年に上演した「白鳥の湖」に主演し、同時期にプリンシパルに昇格した ©︎Shoko Matsuhashi

指導をするシルヴィ・ギエム(右)とデヴィッド・ホールバーグ(左) ©︎Shoko Matsuhashi
公演情報
オーストラリア・バレエ 2025 日本公演
『ドン・キホーテ』プロローグ付き全3幕
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパに基づく)
音楽:ルドヴィク・ミンクス
【日程・出演者】
5月30日(金) 18:30
キトリ:近藤亜香
バジル:チェンウ・グオ
5月31日(土)12:30
キトリ:山田悠未
バジル:ブレット・シノウェス
5月31日(土)18:30
キトリ:ジル・オオガイ
バジル:マーカス・モレリ
6月1日(日)12:00
キトリ:近藤亜香
バジル:チェンウ・グオ
【会場】
東京文化会館(上野)
指揮:ジョナサン・ロー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
芸術監督:デヴィッド・ホールバーグ
主催:NBS 公益財団法人日本舞台芸術振興会
後援:オーストラリア大使館
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