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【レポート】青森県立美術館版バレエ「アレコ」ダンサーズトーク&シャガールの原画も観てきました

阿部さや子 Sayako ABE

2024年11月1日(金)〜4日(月)、青森県立美術館が新制作するバレエ『アレコ』を上演します。
『アレコ』は、1942年にレオニード・マシーンがバレエ・シアター(現アメリカン・バレエ・シアター)のために振付けた作品。美術はマルク・シャガールが担当し、全4幕の巨大な舞台背景画(縦約9m×横約15m)が、現在は同美術館内にある「アレコホール」に展示されています。

★関連記事:
【ミニドキュメンタリー動画あり】シャガールの絵を舞台背景に!青森県立美術館が挑むバレエ「アレコ」

このシャガールの原画に囲まれた空間に舞台を設営し、宝満直也振付、青森出身のバレエダンサー大川航矢(牧阿佐美バレヱ団プリンシパル)主演で新制作される、青森県立美術館版バレエ『アレコ』。そのプレ企画として出演ダンサーたちがトークを繰り広げるイベントが7月17日に行われました。

同イベントの司会進行役を拝命したのはバレエチャンネルの編集長、阿部。11:20東京駅発の東北新幹線「はやぶさ」で青森へ向かいました。こちらの新幹線、秋田に向かう「こまち」と青森まで行く「はやぶさ」が途中まで連結されたまま走るとのこと。車両が東京駅のプラットホームの端から端までずーーーっと続いていて、びっくりしました

JR新青森駅に到着! さっそくこんな綺麗な「ねぶた」が飾られていました

青森県立美術館に到着してまず向かったのは「アレコホール」。シャガールの「アレコ」原画4枚を初めて見ることができました。

巨大。とにかく巨大。舞台の背景画だけに(なんと1枚あたりタテ約9m×ヨコ約15mもあるとのこと)、ふだん美術館で観る絵画とは桁違いの大きさ。四方からドーンと迫ってくる「本物」の圧、じわじわと肌で感じられる物語の世界観と狂気の気配……。

★「アレコ」の原画はこちらでご覧ください

(本当はここに撮影してきた「アレコ」原画の迫力写真を4点載せたかったのですが、著作権上の都合でこの記事には載せられず。でもSNSのほうには投稿していますので、よろしければぜひご覧ください!)

🎨

「ダンサーズトーク」は、18時〜20時に行われました。登壇者は3名。まずは主人公・アレコを演じる牧阿佐美バレヱ団プリンシパルの大川航矢さん。

ロシア貴族ながら自由を求め、ロマの娘と恋に落ち、狂気へと堕ちていくアレコを演じる大川航矢さん。青森出身の大川さんは、地元では「県民の宝」のような存在とのこと

アレコと恋仲になり、最終的には心変わりをしてしまうロマの娘・ゼンフィラ役、NBAバレエ団プリンシパルの勅使河原綾乃さん。

可憐な佇まいと芯のある踊りが魅力のバレリーナ、勅使河原綾乃さん

そしてゼンフィラの心を奪うロマの青年役、NBAバレエ団ファーストソリストの北爪弘史さん。

テクニックと演技力を兼ね備え、大役への抜擢が続く北爪弘史さん

イベントは2部構成で、まず第1部はバレエ『アレコ』をテーマに約30分間クロストーク。そのもようは青森県立美術館のインスタグラムでアーカイブ動画が配信中です。

そして第2部のテーマは「バレエダンサーの素顔」。まずは3名のダンサーがレッスンウェアに着替えて登場し、バー・レッスンのデモンストレーションを披露しました。

地元・青森出身の大川さんが「牧阿佐美バレヱ団の稽古でもいつも着ている」というTシャツ。これは郷土愛

その後たっぷり1時間以上、話題はバレエダンサーとしての日常からプライベートの話題まで広がりました。
会場に集まった約90名の参加者のほとんどが、まだバレエを観たことがないとのこと。バレエの配役は「ある日突然バレエ団の稽古場に貼り出される貼り紙で知る」というエピソードに「へー!」と声が上がったり、「青森の信号機が(雪が積もらないように)縦型になっているのに驚いた」と話すダンサーたちに笑顔でうなずいたりと、トークは大盛り上がり。最後は大川さんが「11月のバレエ『アレコ』の初演は、歴史的な瞬間になると思う。その瞬間をぜひみなさんと一緒に共有したい」と締めくくり、合計2時間にわたるダンサーズトークは終了しました。

トークの最後はフォトセッション。何か素敵なポーズを……とお願いしたところ、大川さんは「アレコのポーズ」、北爪さんは青森県立美術館のシンボルである立体作品「あおもり犬」(同県出身の美術家・奈良美智の作)のポーズを決めてくれました

こちらが「あおもり犬」

公演情報

【日時】
2024年
11月1日(金) ①17:00
11月2日(土) ②13:00  ③17:00
11月3日(日) ④13:00  ⑤17:00
11月4日(月・振休) ⑥13:00

※開場は開演の30分前です。
※公演前に美術館シアターにおいてアレコ解説映像を上映します。
※公演終了後は引き続きアレコホールで、出演者によるアフタートークを予定しています。

本公演についての詳細は、青森県立美術館版バレエ「アレコ」公演HPをご覧ください。
https://www.aomori-museum.jp/schedule/13541

【会場】
青森県立美術館アレコホール

【作品情報】
演出・振付:宝満 直也
原曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー作曲「ピアノ三重奏曲イ短調作品50」
音楽監修:冨田 実里
編曲:中原達彦
※音楽はNBAバレエ団オーケストラによる演奏を録音した音源を使用します。
原作:アレクサンドル・プーシキン 叙事詩「ジプシー」
キャスト:
アレコ:大川 航矢(青森市出身/牧阿佐美バレヱ団ファーストソリスト)
ゼンフィラ:勅使河原 綾乃(NBAバレエ団プリンシパル)
ロマの若者:北爪 弘史(NBAバレエ団ファーストソリスト)

そのほか、プロのバレエダンサー10名、子役ダンサー4名

主催:青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 青森県立美術館
協力:一般財団法人NBAバレエ団

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