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【NEWS】東京バレエ団がクラウドファンディングを開始!

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2021年2月26日、東京バレエ団クラウドファンディングを開始した。
プロジェクト名は「コロナ禍を生き延び、ピンチをチャンスに変えるために」

昨年来のコロナ・パンデミックにより世界中のイベントやパフォーマンスが中止に追い込まれ、いまなお困難な状態が続いている。
そのような状況下で厳格な感染対策を採りつつ、さまざまな工夫をしながら公演活動を継続してきた東京バレエ団。
このコロナ禍による公演中止や客席収容率50%制限といった影響により、約8,200万円の返金対応が発生するという損失を抱えながら、ここまで42回の公演を実施している。

資料提供:日本舞台芸術振興会(NBS)

毎年恒例の「上野の森バレエホリデイ2020」は公演中止に加え、オンラインプログラムへの変更を余儀なくされた(うち76プログラムは無料配信)。その後も「第35次海外公演」や、東京バレエ学校開校60周年記念として企画されたバレエ団との「合同ガラ」は全公演中止。『ドン・キホーテ』は7月から9月に延期して幕を開けたものの、公演延期のためいったん全席を払い戻しに。再販売時には、客席収容人数50%以下に制限されるなど、2020年度に予定されていた公演のすべてが打撃を受ける形となった。

今回のクラウドファンディングで集まった資金の使途は以下の通り:

  1. コロナ禍により演目・内容の変更を余儀なくされた公演実施のための経費補填
  2. コロナ禍における東京バレエ団の運営資金とダンサーへの補償
  3. 身体を酷使するダンサーの怪我を予防し、コンディションを保つための資金(身体メンテナンスのためのトレーニング機器、治療師の派遣費用など)

目標金額は1,000万円。募集方式は「All or Nothing・寄附型」で、目標金額に達成しなければ、寄附金はすべて支援者へ返金されるシステム。
目標達成の際は、支援コース別に、東京バレエ団ロゴ入りマスクやトートバッグ等のオリジナルグッズや、スタジオ見学、ゲネプロ招待などのリターンが用意されている。
期限は2021年3月31日(水)23:00まで。

クラウドファンディングの詳細・支援はこちらから。
https://readyfor.jp/projects/nbs

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