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【ミュージカル「Frog and Toad」】元宝塚歌劇団トップスター・壮一帆インタビュー〜5役で出演!この作品は、宝塚のショーみたいです

阿部さや子 Sayako ABE

絵本作家アーノルド・ローベルの代表作「Frog and Toad(フロッグ・アンド・トード)」シリーズ(邦題:がまくんとかえるくん)。日本でも1980年から小学校の国語の教科書に採用されるなど、時代を超えて世界中で愛されている名作絵本です。

この「Frog and Toad」シリーズを原作としたミュージカル『A Year with Frog and Toad』がブロードウェイで初演されたのは2003年のこと。「ふたりはともだち」「ふたりはきょうも」「ふたりはいっしょ」「ふたりはいつも」の4作のエピソードを盛り込んだ同作は、トニー賞で3部門にノミネートされるなど高い評価を得ました。日本では2006年に初演。以降、2007年、2009年、2015年、2017年と再演を重ねてきた本作が、8年ぶりに新たなクリエイティブチーム&キャストで上演されます。

本作の主人公、かえるくんとがまくんを演じるのは越岡裕貴松崎祐介(ふぉ~ゆ~)。共演には原田優一上川一哉MARIA-E壮 一帆と実力派の俳優陣が揃い、個性豊かな動物たちを演じます。

稽古が始まって間もない2025年4月下旬、〈かめさん〉〈とりさん〉〈ママがえる〉〈りすさん〉〈もぐらさん〉の5役を演じる、元宝塚歌劇団雪組トップスターの壮一帆さんにインタビュー。作品のことはもちろん、子ども時代のこと、宝塚時代のこと、宝塚を退団してから感じたこと等、いろいろなお話を聞きました。

壮一帆(そう・かずほ)
1975年8月7日生まれ。兵庫県川西市出身。1996年に宝塚歌劇団に入団し、花組に配属。2001年雪組に組替え。2012年より雪組トップスターを務める。2014年に退団。現在はミュージカル、ストレートプレイ、朗読劇など様々なジャンルの舞台で活躍するほか、コンサートやライブ活動も精力的に行っている。 ©黒滝千里

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場面ごとに演じる役が変わる。
この作品は、宝塚のショーみたいです

ブロードウェイミュージカル『A Year with Frog and Toad~がまくんとかえるくん』の原作は、アメリカの絵本作家アーノルド・ローベルの代表作「がまくんとかえるくん」シリーズ。日本でも小学校の国語の教科書にも載るくらい、世界中で愛されている絵本ですね。
 私は子どもの頃から絵本が大好きで。寝る前にはいつも親に読み聞かせをしてもらっていましたし、『ぐるんぱのようちえん』『まほうつかいのノナばあさん』『しろいうさぎとくろいうさぎ』「ノンタン」シリーズなど、お気に入りだった絵本は今でも大事に持っています。『がまくんとかえるくん』は、当時読んだ記憶はないのですが、今あらためて読んで「こんなにも深い作品だったんだな」と。シンプルだからこそ自分なりに掘り下げていけるし、人生経験を重ねたぶんだけ、いろいろな読み方ができる気がします。
配役を見ると、壮さんは〈かめさん〉〈とりさん〉〈ママがえる〉〈りすさん〉〈もぐらさん〉と、なんと5役も演じるそうですね!
 そうなんです! 自分としても、ちょっと新鮮です。というのも、宝塚時代は作品の最初から最後まで出ずっぱりで一人の人物を演じていましたし、外の世界(笑)に来てからは、要所要所で登場してその場面をしっかりと表現するような役をいただくことが多いので。今回はそのどちらとも違っていて、舞台にほぼ出ずっぱりでありながら、演じる役が場面によって変化します。そこがおもしろくて、楽しいですね。

いまお話ししながらちょっと思ったのですが、もしかすると今回の作品は、宝塚のショーの感覚に少し近いかもしれません。「この場面では鳥を演じて、この場面ではモグラになって……」というのが、レヴュー・ショーで「この場面ではジャズを踊って、次の場面ではタンゴを踊って……」と、場面ごとに色を変えながら表現するのに似ているなと。

終始一人の人生を演じるのとは違う、ショー的な演技の楽しさとはどういうところにありますか?
 いろいろな役の立場から、作品の世界を楽しめるところ。もちろんひとつの役を3時間かけて演じきることもやりがいがあって大好きですけれど、今回のように「この場面は鳥」「次はモグラ」と、短時間集中で演じて次々と気持ちを切り替えていくのも、役者としてはとてもおもしろいです。
共演者のみなさんの印象は?
 猛者の集まりです(笑)。みなさん稽古初日から個性をバンバン出してきて、「鳥ってそんな見せ方もあるんだ?!」と驚かされてばかり。歌い方ひとつ、ちょっとした動作ひとつでも、これぞプロというものを見せてくださるので、日々の稽古場が楽しすぎますね。
そんな猛者の一人として(?!)、壮さんも非常に味のある役を任されています。個人的には、とくに〈かめさん〉が気になっています。
 〈かめさん〉、味がありますよね(笑)。先日ちらりと衣裳を見せていただいたら、ちょっと想定外のデザインでした(笑)。あの衣裳であれば、動きをちょっと変えたほうがいいかな……等々、自分なりにあれこれ考えるのも楽しい時間です。そして考えたことを稽古場でアウトプットして、みんなで刺激し合いながら本番に向かっています。本当に前向きなエネルギーに満ちた、いい稽古をさせてもらっています。

©黒滝千里

演出は、2.5次元舞台やストレートプレイなども手がける元吉庸泰さんですね。
 元吉さんの演出が素晴らしいなと思うのは、まずは芝居の軸となる部分を役者側にきちんと提示した上で、「あとはみなさんが自由に肉付けしてください」と任せてくださるところです。稽古場では、私たちがいろんなアイディアを出し合いながら演技しているのを観て、よくゲラゲラ笑っていらっしゃいます(笑)。そういう現場の雰囲気が、私はすごく良いなと思っていて。演出家、振付家、役者たち、みんなのアイディアを足し算して作品を作り上げていく。それが舞台の大きな魅力のひとつだなと思います。
今回はすべて動物の役。こうした人外の役を演じる際の役作りで工夫していることや、こだわっていることは?
 それぞれの動物の特徴や習性をまず念頭に置いて、そこから物語に沿ってキャラクターを造形していくようにしています。例えばカメだったら、「動きが遅いから喋り方もゆっくりにするといいかな? でもそのカメがいきなり早口で歌いだしたら面白いかも?」という具合に、いろいろな可能性を考えてみたりもしますね。本当は5役なので、5種類の声色を出せたらいいなと思うのですが、私は声優さんではないのでそれは難しい。そのぶん、お衣裳の力をお借りしたり、ちょっとした動きを工夫したりすることで、動物ごとの個性の違いを表現したいと考えています。
実際の動物を観察して、役作りのヒントにすることもありますか?
 あります。今朝も目覚めた瞬間に外でスズメがちゅんちゅん鳴いているのを聞いて、「私の〈とりさん〉の演技は、いまのままじゃダメだな。ちょっと考え直そう」と思っていたところです。あるいはモグラの動き方を調べて「モグラの姿勢になると世界はどう見えるのかな?」と自分の身体で試してみたり、動物たちをモチーフにした舞台作品を見たりもしています。そうそう、バレエ作品も見ましたよ。ピーターラビットの絵本をバレエにしたもので、ねずみたちとか、りすとか、いろいろな動物たちが踊る作品。なかでもカエルの踊りがあまりにもアクロバティックで、衝撃的でした!
フレデリック・アシュトン振付のバレエ『ピーターラビットと仲間たち』ですね! 踊りといえば、ミュージカル『Frog and Toad』のダンスはどのような感じですか?
 予想以上に振りが多くてドキドキしています(笑)。でもすごくおもしろいのが、振付と楽曲のシンクロ具合です。振付担当の松田尚子さんが付けてくださる動きが、曲のベースの部分とか、歌詞に出てくるちょっとした言葉とか、楽曲のいろいろな部分としっかりシンクロしているんです。だから振付が身体の深部にまで入ったら、歌う上でもすごく助けになると思います。声だけで歌うよりも、もっと表現できる範囲が広がりそうだなと。
楽曲の印象は?
 どの曲も可愛いし、聴いていてもウキウキするし、作品の世界観や場面ごとの情景も曲調にも表れていて、素晴らしいナンバーばかりです。それから歌詞がまた良くて。もともとは英語だったものを日本語に訳してくださっているのですが、その訳詞の言葉たちと、楽曲そのものの魅力に、大いに助けてもらいながら演じています。

歌に関して今回ひとつ嬉しいのは、共演者のみなさんと4人でコーラスをする場面があることです。私は宝塚時代、恥ずかしながら主旋律しか歌っていなかったので、いまだにコーラスに慣れていないんです。でも外の世界に来てからは絶対に必要な技術なので、これまでコーラスのある役をいただくたびに、現場で何とか身につけようと意識してきました。ただ、今回は単に音を取ればいいだけではなく、4人がそれぞれのキャラクターの個性を出しながらひとつのハーモニーになるように、互いに擦り合わせていく必要があるんです。でも稽古をしていると、他の3人のほうが私に合わせてくれているなと感じることが間々あって、自分はまだまだ力不足だなと痛感しています。でも、それに気づかせてもらえること自体がありがたいなと。今回の作品で、自分自身の歌唱力にまた新たな引き出しを増やせるように、がんばりたいと思っています。

作中でとくに好きな場面は?
 第1幕の終盤に、がまくんの手作りクッキーを私たち〈とりさん〉が食べて感想を言い合う場面があるのですが、そこの楽曲がすごくポップでキュートなんです。メロディといい、みんなで「クッキー、クッキー、クッキー、クッキー、……」と言い続ける歌詞といい、何ともいえず可愛いんですよ。ただ、テンポがめちゃくちゃ速いので、歌っていると口の中がだんだん乾いてきて大変なのですが(笑)。でも、朝起きた瞬間から頭の中でそのメロディが流れるぐらい、いまのところ一番のお気に入りです。

©黒滝千里

ちなみに、今回演じる5種類の動物(鳥、カメ、リス、カエル、もぐら)の中でも、それ以外でも、壮さん自身が自分に似ていると思う動物は何ですか?
 宝塚時代にみなさんからいつも言われていたのは「ミーアキャット」。首が長くてなで肩なところがそっくりということで、いまだに後輩たちからはよく「可愛いミーアキャットを見つけました!」と写真が送られてきます(笑)。でも確かに見た目といい、雑食なところといい、自分はミーアキャット似だと思います。だから彼らにはちょっと愛着がありますね。

ずっと学び続けたい。
自分に嘘をつく表現はしたくない

最初に「子どもの頃から絵本が大好きだった」とのお話がありましたが、その頃の壮さんはどんな女の子だったのですか?
 寡黙で、感情の起伏があまりなく、歩いていても「この子は人生について考えているのかな?」と思われるくらい、いつも何か考え事をしているように見える子どもだったそうです。自分としては、例えば野良犬を見ると悲しい気持ちになったりと、人並みに心を動かしてはいました。でも、その感情をどう表現していいかわからなかったんですね。私が「わあ、おいしい!」とか「嬉しい、ありがとう!」とか、素直に感情を言葉にできるようになったのは、宝塚に入ってからです。表現する世界に身を置いたことで、感情を表に出しやすくなって、人生が楽しくなりました。
現在の明るい笑顔や言語化能力の高さからは想像がつきませんが、でもだからこそ、本の世界に惹かれていた面もあったのでしょうか?
 そうかもしれません。物語が大好きで、ずっと空想していました。絵を描くことも好きで、自分でオリジナルの絵本を作ることもありました。
そんな壮さんが宝塚を目指したきっかけは?
 中学から高校にかけて、「将来は何になろう? 自分は何が好きなんだろう?」と悩んでいた時に、たまたま阪急電車に貼ってあったポスターを見て「そうだ、宝塚を受けよう」と思い立ったのがきっかけです。私は兵庫県出身で阪急沿線に住んでいたので、幼い頃から宝塚歌劇をよく見てはいたけれど、「自分もあの舞台に立ちたい」と思ったことは、それまで一度もありませんでした。でも思いきって飛び込んでみたら、「こんなに楽しいことが世の中にはあったんだ!」というくらいおもしろかった。もともと物語好きだったのもありますし、いつも「自分はどういう人間なんだろう」ということばかりを考えていた私にとって、自分ではない人生を生きる世界は、とても魅力的に映りました。
ダンスを習い始めたのはいつですか?
 ダンスは宝塚音楽学校を受験すると決めてから習い始めました。といっても、私は中学・高校と剣道部だったので、部活動の合間にちょっとバレエのレッスンを受けに行っていた、という程度。本格的に学び始めたと言えるのは、音楽学校に入学してからです。はじめは先生が何をおっしゃっているのかまったくわからず、「なぜバレエの先生はフランス語を話しているんだろう?」と思っていました(笑)。でもわからないなりにがむしゃらにやっているうちに、バレエがだんだん楽しくなっていきました。
バレエではとくにどんなパ(ステップ)が好きでしたか?
 大まかに言うと、フロア(センター・レッスン)よりもバー・レッスンが好きでした。苦手だったのは、デヴェロッペのようにゆっくりした、自分との闘いみたいな動き。それよりも、バッチュとかグラン・バットマンとか、速い動きのほうが好きでした。
壮さんが踊る時に大事にしてきたことは何ですか?
 いまお話ししたように、私は本当に恥ずかしながら、何の準備もしないで宝塚音楽学校に入学してしまったんです。ですから入ったはいいけれどもまったく授業についていけなかったし、周りのみんなのレベルもすごく高かったので、何とか少しでも追いつかねばと休日もずっとレッスンに通っていました。そんな中でもとくに意識的に受けていたのが、クラシック・バレエのクラスで。バレエはあらゆるダンスの基本ですから、その基礎がある人とない人とでは踊りのクオリティが一目瞭然に違いますし、その人がちゃんとレッスンをしているのかしていないのかも、踊りを見ればすぐにわかります。それなのに、そもそもダンスの基礎がなっていない自分がレッスンを怠ったら、もう目も当てられない。そう思っていたので、クラシック・バレエだけは、雪組のトップになってからもずっとレッスンに出続けていました。
歌う時に大切にしてきたことは?
 ブレス(呼吸法、息つぎ)です。宝塚の下級生だった頃、歌唱指導の先生に「お花畑のような空気を吸ってから歌うのと、何にも考えずただ息つぎをして声を出すのとでは、音色(おんしょく)がまったく違うのよ」と教わったんです。歌にしても、セリフにしても、自分の中できっちりとイメージをつかんだ上で息を吸い、声を出す。ブレスも大切な表現方法のひとつと捉えて、色や風景が見えるように歌うことを、いまもつねに意識しています。
いまの壮さんが、表現者として大事にしていることは何でしょうか?
 表面的にならないこと。演劇であれ、ミュージカルであれ、ライブコンサートであれ、その時の自分自身をどれだけ深いところからみなさまにお届けできるかということを、いつも意識しています。それは、私は決して技術で見せられるタイプの表現者ではないと思っているから。実力のあるアーティストが、その磨き上げられた技術を見せるのは、素晴らしい表現のひとつだと思います。ですが、私のベースには、「自分には何もできない」という考えがつねにあります。私は、絶対にお稽古をしなくてはいけないタイプの表現者。だからこのお仕事を続けていく限り、ずっと学び続けなくてはいけないし、自分自身に嘘をつくような表現はしたくない。そのためには、俳優としてもっともっと感受性を深め、いろいろなことを繊細にキャッチできる器になっていかなくてはいけないと思っています。

©黒滝千里

いまのお話に関連して、例えば宝塚歌劇団であれば、ずっと同じ環境、ずっと同じ組子のメンバーで、ある程度スタイルの決まったお芝居やショーを繰り返すぶん、自分自身の表現をより深く掘り下げやすいのではないかと想像しています。しかし現在は作品ごとにカンパニーが組まれ、終われば解散と、離合集散の繰り返し。しかも舞台の種類も演じる役柄も多種多様という状況に、難しさを感じることはありませんか?
 私が宝塚を辞めて、外の世界に来た時に痛感したのは、俳優の方々のプロフェッショナルさでした。みなさん、自分自身に誇りと責任を持って、自分の実力を稽古場や舞台の上でアウトプットする。その姿が、プロそのものだと思いました。
もちろん、宝塚歌劇もプロの集団です。それでも、未熟な下級生の頃から徐々に成長していく過程をお客様にも見守っていただくこと、それ自体が宝塚のひとつの特徴であり、魅力でもあると思うんですね。しかし外の世界ではもっと瞬発的なアウトプットが必要で、その瞬間にどんなクオリティを見せられるかが問われます。だからこそ、普段からのトレーニングや基礎づくりを、宝塚時代以上にやっていかなくてはいけないと思っています。
もうひとつ、壮さんのように懐の深い方にいつか聞いてみたいと思っていた質問をさせてください。宝塚のトップスターは、つねに主役で、つねに一番高いところに立ち、一番大きな羽根を背負って、一番明るいスポットライトを浴びています。しかし退団すると、必ずしも主役を演じるわけではなく、作中での役割も舞台上の立ち位置も、ガラリと変わると思います。そうした変化に対して、壮さんたち宝塚OGのみなさんは、どのような心理的過程をたどるのでしょうか?
 それはきっと人によって違うと思いますけれど、私の場合は、その変化も含めて幸せなことだと感じてきました。もちろん、退団して、いきなり立場や役の方向性が変わったことに、ジレンマがなかったといったら嘘になります。でも、宝塚のトップスターを務められたことも、退団してガラリと環境が変わったことも、新しくも厳しい世界で自分を練磨し直すことも、普通に体験できることではありません。立場や環境が変わったからこそ、自分にはまだまだ学ぶべきものがたくさんあると知ることができました。

宝塚のトップとは、つねに主役、つねに正義、そして作品の責任を担い、みんなを引っ張っていく存在です。その重積やプレッシャーを一身に背負い、ギリギリの状態で舞台に立っていますから、その立場に何年も居続けるのは難しい。でもあの頃の経験は、いまでも間違いなく役に立っています。主役として周りのみんなを見ていたからこそ、主役以外を演じる際にはどんな居方をすればいいかがよくわかる、というように。もちろん主役をいただけたら、それはそれでめちゃくちゃ張り切りますけれど(笑)、どんな立場、どんな役どころでも、私は本当に楽しいです。これからも貪欲に学ぶ姿勢は決して失わずにやっていこうと思います。

最後に、ミュージカル『A Year with Frog and Toad』への意気込みを聞かせてください。
 この作品の軸は、がまくんとかえるくんの友情であり、愛情です。周りで演じている私たちも温かい気持ちでいっぱいになりますから、その愛にあふれた温かな空気が、きっとお客様にも降り注ぐような舞台になるのではないでしょうか。
ミュージカル『A Year with Frog and Toad』の最大の魅力は、絵本『がまくんとかえるくん』シリーズの世界を、いい大人たちが全身全霊で歌い、踊り、演じるところだと思っています。出演者の中で、私はいちばんの年長者。でも誰よりもキラキラと元気いっぱいに、舞台ところ狭しと動き回る所存です。みなさま、ぜひ劇場でお会いしましょう!

©黒滝千里

ヘアメイク/木村智子

公演情報

ブロードウェイミュージカル
『A Year with Frog and Toad〜がまくんとかえるくん』

【愛知公演】
2025年5月31日(土)~ 6月1日(日)
春日井市民会館

【大阪公演】
2025年6月6日(金)~8日(日)
サンケイホールブリーゼ

【東京公演】
2025年6月12日(木)~22日(日)
サンシャイン劇場

翻訳・訳詞:小田島創志
演出:元吉庸泰
音楽監督:堀 倉彰
振付:松田尚子
出演:
越岡裕貴 松崎祐介(ふぉ~ゆ~)
原田 優一 上川一哉 MARIA-E 壮 一帆 ほか

公式サイト http://musical-frogandtoad.jp/
公式X @frogandtoadJP

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