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【動画レポート】東京バレエ団ベジャールの「くるみ割り人形」リハーサル&山下湧吾(ビム)・政本絵美(母)・宮川新大(フェリックス)インタビュー

バレエチャンネル

動画撮影・編集・聞き手:古川真理絵(バレエチャンネル編集部)
聞き手:青木かれん(バレエチャンネル編集部)

冬のバレエの風物詩、『くるみ割り人形』。東京バレエ団が創立60周年記念シリーズの第12弾として上演するのは、振付家モーリス・ベジャールが自身の幼少期の思い出をクリスマスの物語として描いた『くるみ割り人形』です。

本作の大きな特徴のひとつは、個性的なキャラクターたち。クララ(マーシャ)を7歳の男の子ビム、くるみ割り人形を亡き母、ドロッセルマイヤーをMというように、それぞれがベジャールになじみのある人物に置き換えられています。そのほか、ビムの愛猫フェリックスも登場します。

主なキャラクター
●ビム:ベジャールの子どもの頃のあだ名。つまり、ビムは子ども時代のベジャール自身であり、ワイノーネン版『くるみ割り人形』のクララにあたる。
●母:ベジャールが7歳のときに他界。「私から見て、母は世界で一番素晴らしく装った女性であった。」 ―― 「モーリス・ベジャール自伝他者の人生の中での一瞬……」(劇書房刊)より。
●M:ワイノーネン版でクララを夢の世界へと導くドロッセルマイヤーにあたる、ビムの成長を見守り将来へと導く役。ベジャールの父、師として尊敬する振付家マリウス・プティパ、子どもの頃から夢中になっている「ファウスト」のメフィストほかの複合像である。
●猫のフェリックス:ビムの飼い猫。愛猫家のベジャールが新たに設定した、愛すべきキャラクター。
*そのほかの登場人物や相関図がわかる特設サイトはこちら

開幕直前の1月中旬、東京バレエ団のスタジオで行われたリハーサルを動画で取材しました。本公演で初役となるビム役の山下湧吾さん、前回公演に続き母役を演じる政本絵美さん、フェリックス役の再演となる宮川新大さんのコメントも合わせて収録。
ぜひお楽しみください。

【収録したリハーサルの主なキャスト】
ビム:山下湧吾
母:政本絵美
フェリックス:宮川新大
M:大塚卓

公演情報

創立60周年記念シリーズ12
ベジャールの「くるみ割り人形」全2幕

日時

2月7日(金)19:00
2月8日(土)14:00
2月10日(日)14:00

会場

東京文化会館(上野)

詳細・問い合せ NBS日本舞台芸術振興会 公演WEBサイト

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