新型コロナウイルスの世界的流行に各界が大きな影響を受けているなか、バレエやダンスなど舞台芸術関係者やアーティストも、これまでにない困難な状況に直面しています。
このような状況下で、バレエが大好きなみなさんにハッピーを届けたい、そしてアーティストの活動をサポートしたいという思いから、米国ヒューストン・バレエのプリンシパル、加治屋百合子さんがオンライン・レッスン&トークイベントを継続して開催するプロジェクトを始動しました。
加治屋百合子さん
プロジェクトの名称は〈Hearts for Artists〉(ハート・フォー・アーティスト)。
加治屋さんを中心に有志のダンサーたち(〈Hearts for Artists〉サポーター)が協力して
- オンライン・バレエレッスン
- オンライン・トークイベント
を随時開催。
参加者にはレッスンやトークを楽しんでもらい、受講料・参加料はすべて舞台関係者・アーティストの活動資金を助成するための公益基金に寄付する(*)というプロジェクトです。
- *寄付内容および支援対象について
-
- 開催にかかる実費のみを除いた全額を、《舞台芸術を未来に繋ぐ基金》に寄付します。
- この基金は「新型コロナウイルス感染症の拡大防止によって活動停止を余儀なくされた舞台芸術に携わる出演者・クリエーター・スタッフ(個人、団体問わず)に対して今後の活動に必要な資金を助成」。バレエやダンスの関係者・関係団体やダンサーも支援の対象となります。詳しくはホームページをご確認ください。
〈Hearts for Artists〉プロジェクトによるオンライン・レッスン/トークは、2020年5月27日(水)からスタート。
レッスンもトークもオンライン会議ツール「Zoom」を使用し、毎週1〜2回ほどのペースで開催される予定です。
現在お申込み受付中のイベントは……
●〈オンライン・トーク〉8/1 インターナショナル・バレエトーク アクリ瑠嘉×池田武志×大谷遥陽×西島勇人×加治屋百合子
●〈オンライン・レッスン&トーク〉8/2 加治屋百合子「ターンアウトと軸脚のためのバー・レッスン」&「ランチタイム・トーク」
●〈オンライン・トーク〉8/2 バレリーナ・トーク 金子扶生×加治屋百合子
加治屋百合子さんからのメッセージ
©︎Houston Ballet
舞台で表現するアーティストにとって、観に来ていただいたお客様とシェアする空間はとても特別な場所です。共演者との間に化学反応が起きて、お客様とも一体化できた時に「舞台マジック」が起こります。
私の住むヒューストンは、3年前に大洪水による壊滅的被害に見舞われました。すべての道路が”川”と化し、劇場も舞台の上まで冠水し、誰もが自宅から出られず孤立しました。その時に世界中の人々が私たちに心を寄せ、支援してくださったこと。それにどれだけ励まされ、勇気をいただいたかしれません。
しかし局地的な洪水とは違い、このコロナ禍は世界中を覆っています。ヒューストン・バレエ団も現在閉鎖中ですが、やはり母国・日本でも劇場が閉鎖され、芸術家が活躍の場を失くしていることを見聞きするたびに、胸が痛みます。そのような状況下で、微力でも私にできること……それは皆様と心で繋がれるような”支援”の形を見つけることではないかと模索する中で、《舞台芸術を未来に繋ぐ基金》を知りました。
そこで私は個人で〈オンライン・レッスン〉を開催し、受講してくださる皆様にハッピーを届けながら、いただいた受講料はすべてこちらの基金に寄付させていただくことにしました。
(この基金はHPを見ますと演劇やミュージカル、音楽、古典芸能など舞台芸術一般を支援の対象にしていますが、バレエやダンスももちろん助成対象であるということ、そしてアートのジャンルによって助成のバランスが変わることはないということを、事前に確認させていただきました)
私ひとりでは、もちろんあまりにも小さな力しかありません。でもこの思いをこれまで一緒に踊ってきたダンサーたちや、信頼する友人たちに伝えたところ、「私たちもサポートするよ!」というあたたかいメッセージが今も次々と寄せられています。そしてとくに海外で活動しているダンサーたちからは「自分にできることがあれば何でもしたい。だって日本が大好きだから」と。そんな私たちの心と、みなさまの心が繋がって生まれたものが、支援を必要としている誰かに届きますようにーーそんな思いを込めて、このオンライン・レッスン&トークのプロジェクトを〈Hearts for Artists〉と名付けました。
芸術は心を豊かにしてくれます。この支援活動はアーティストたちの未来を支えるホープに繋がります。
一人でも多くのアーティストに支援が届き、日本の舞台芸術の1日も早い再開を願っております。
ヒューストン・バレエ プリンシパル
加治屋百合子
Photo by Brian William Waddell
〈Hearts for Artists〉サポーターからのメッセージ
- 〈Hearts for Artists〉サポーター
- ※青色の名前をクリックするとメッセージに飛ぶことができます
※以下アルファベット順
- 阿部知代 Chiyo Abe(フジテレビ)
- アクリ瑠嘉 Luca Acri(英国ロイヤル・バレエ ファースト・ソリスト)
- ニーナ・アナニアシヴィリ Nina Ananiashvili(ジョージア国立バレエ芸術監督)
- シルヴィア・アッツォーニ Silvia Azzoni & アレクサンドル・リアブコ Alexandre Riabko(ハンブルク・バレエ プリンシパル)
- 厚地康雄 Yasuo Atsuji(バーミンガム・ロイヤル・バレエ プリンシパル)
- フリオ・ボッカ Julio Bocca(インターナショナル・ゲストコーチ/元アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル/元ウルグアイ国立バレエ芸術監督)
- ロベルト・ボッレ Roberto Bolle(ミラノ・スカラ座バレエ プリンシパル/英国ロイヤル・バレエ ゲストアーティスト)
- 茶谷正純 Masazumi Chaya(元アルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター副芸術監督)
- バレエショップCHERIE(シェリ)Ballet Shop CHERIE ☆
- 崔由姫 Yuhui Choe(英国ロイヤル・バレエ ファーストソリスト)
- ミスティ・コープランド Misty Copeland(アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)
- アンヘル・コレーラ Ángel Corella(ペンシルベニア・バレエ芸術監督/元バルセロナ・バレエ芸術監督/元アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)
- ヴィヴィアナ・デュランテ Viviana Durante(イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール校長/ヴィヴィアナ・デュランテ・カンパニー主宰/元英国ロイヤル・バレエプリンシパル)
- イリーナ・ドヴォロヴェンコ Irina Dvorovenko & マキシム・ベロセルコフスキー Maxim Beloserkovsky (元アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)
- アレッサンドラ・フェリ Alessandra Ferri(インターナショナル・ゲスト・アーティスト)
- 福岡雄大 Yudai Fukuoka(新国立劇場バレエ団 プリンシパル)
- マルセロ・ゴメス Marcelo Gomes(ドレスデン・バレエ プリンシパル兼バレエマスター)
- デヴィッド・ホールバーグ David Hallberg(アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル/英国ロイヤル・バレエ プリンシパルゲストアーティスト/オーストラリア・バレエ レジデントゲストアーティスト)
- パロマ・ヘレーラ Paloma Herrera(コロン劇場舞踊監督/元アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)
- 平野亮一 Ryoichi Hirano(英国ロイヤル・バレエ プリンシパル)
- 平田桃子 Momoko Hirata(バーミンガム・ロイヤル・バレエ プリンシパル)
- 飯島望未 Nozomi Iijima(ヒューストン・バレエ プリンシパル)
- 池田武志 Takeshi Ikeda(スターダンサーズ・バレエ団)
- 石塚一之 Katsuyuki Ishitsuka(太平洋少年倶楽部(株) 代表取締役/TVプロデューサー)
- 岩田守弘 Morihiro Iwata(A.S.プーシキン記念 ニジゴロドスキー国立アカデミー歌舞劇場副総裁、バレエ団芸術監督)
- 金子扶生 Fumi Kaneko(英国ロイヤル・バレエ ファーストソリスト)
- 川﨑章広 Akihiro Kawasaki(ヒューストン・バレエ・アカデミー ストレングス&コンディションニングコーチ)
- 菊地 研 Ken Kikuchi(牧阿佐美バレヱ団)
- 小林十市 Juichi Kobayashi(元ベジャール・バレエ・ローザンヌ)
- 小㞍健太 Kenta Kojiri(ダンサー・振付家/元ネザーランド・ダンス・シアター1/Dance Base Yokohama ダンスエバンジェリスト)
- 近藤亜香 Ako Kondo & チェンウ・グオ Chengwu Guo(オーストラリア・バレエ プリンシパル)
- 久保田小百合 Sayuri Kubota(株式会社stina 代表取締役社長)☆
- 草刈民代 Tamiyo Kusakari(元バレリーナ/女優)
- カルロス・ロペス Carlos Lopez(アメリカン・バレエ・シアター バレエマスター)
- 松浦景子 Keiko Matsuura(バレリーナ芸人/吉本新喜劇・吉本坂46所属)
- 西島勇人 Hayato Nishijima(ポスナン歌劇場バレエ ソリスト/Bright Step代表)
- 大久保沙耶 Saya Okubo(オランダ国立バレエ)
- 奥村康祐 Kosuke Okumura(新国立劇場バレエ団 プリンシパル)
- 小野絢子 Ayako Ono(新国立劇場バレエ団 プリンシパル)
- 大谷遥陽 Haruhi Otani(スペイン国立ダンスカンパニー ソリスト)
- 齊藤亜紀 Aki Saito(ベルギー・アントワープ王立バレエ学校教員/元ベルギー・ロイヤル・フランダース・バレエ プリンシパル)
- 斎藤明美 Akemi Saitoh(ヒューストン・バレエ理事)
- 斎藤恭彦 Yasuhiko Saitoh(信越化学工業代表取締役社長)
- 酒井はな Hana Sakai(舞踊家)
- 瀬河寛司 Kanji Segawa(アルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター) & ジェシカ・ラング Jessica Lang(振付家)
- 島地保武 Yasutake Shimaji(振付家/舞踊家)
- 島﨑徹 Toru Shimazaki(振付家/神戸女学院大学音楽学部舞踊専攻教授)
- 清水健太 Kenta Shimizu(ロサンゼルス・バレエ プリンシパル)
- ダニール・シムキン Daniil Simkin(アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル/ベルリン国立バレエ プリンシパル)
- 菅井円加 Madoka Sugai(ハンブルク・バレエ プリンシパル)
- 貴千碧 Ao Takachi(元宝塚歌劇団月組男役/ダンサー/ダンス講師/佃煮屋 三和食品「喜昆布」代表)
- 高田茜 Akane Takada(英国ロイヤル・バレエ プリンシパル)
- 寺田亜沙子 Asako Terada(新国立劇場バレエ団 ファースト・ソリスト)
- ヴィクター・トレヴィノ Victor H. Trevino(バレエ・グランディーバ・エロール監督)
- クリストファー・ウィールドン Christopher Wheeldon(振付家/英国ロイヤル・バレエ アソシエイト・コレオグラファー/「パリのアメリカ人」トニー賞受賞)
- 八幡顕光 Akimitsu Yahata(ロサンゼルスバレエゲストプリンシパル/元新国立劇場バレエ団プリンシパル/新国立劇場バレエ研修所講師)
- 山本康介 Kosuke Yamamoto(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ ファーストソリスト)
- 米沢 唯 Yui Yonezawa(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
- 吉山シャールルイ Charles-Louis Yoshiyama(ヒューストン・バレエ プリンシパル)
☆=法人サポーター。売上の一部等を《舞台芸術を未来に繋ぐ基金》に直接寄付していただきます
福島秀夫 在ヒューストン日本国総領事 福島かおり総領事夫人
★メッセージ動画はこちら↓
※以下、メッセージは届いた順に掲載していきます
ミスティ・コープランド(アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)
Photo by Henry Leutwyler
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ロベルト・ボッレ(ミラノ・スカラ座バレエ プリンシパル)
(c)Andrej Uspensky
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アンヘル・コレーラ(ペンシルベニア・バレエ芸術監督/元アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)
★メッセージ動画はこちら↓
平野亮一(英国ロイヤル・バレエ プリンシパル)
今こんな状況で芸術はたぶんまったくと言っていいほど重要視されていないジャンルのひとつかもしれません。しかし次の世代、未来のためにも芸術は死んではいけない。日本のバレエ、舞台芸術はいま人々からのサポートを最も必要としていると思います。何かできたら、何かしないと。少しでもみんなで力を合わせて応援しましょう!
©︎Emma Kauldhar
厚地康雄(バーミンガム・ロイヤル・バレエ プリンシパル)
皆さまこんにちは!
バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の厚地康雄です。
今回この〈Hearts for Artists〉プロジェクトに参加できることを大変嬉しく思います。
世界は今とても大変な状況にありますが、そんな時こそ、温かい心で繋がりましょう。
皆さまとArtを共有できることを楽しみにしています! たくさんの愛を込めて。
©︎Gabriel Anderson
阿部知代(フジテレビ)
フジテレビの阿部知代です。
食物が身体への栄養なら、芸術は心への栄養です。芸術無くして私たちは生きてゆくことができません。
あらゆるアートの中でも、バレエは、踊りだけではなく音楽、美術、演劇などにより創り上げられる総合芸術です。言葉を超えて世界中の人々が楽しむことができる人類の宝です。
新型コロナウイルスの感染拡大で困難な日々を送っているバレエ関係者のために、大好きな友人である加治屋百合子さんがプロジェクトを立ち上げました。
私と同様にバレエを心から愛するみなさまの、あたたかなご支援をお願い申し上げます。
また劇場でお会いしましょう!
シルヴィア・アッツォーニ & アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ プリンシパル)
★メッセージ動画はこちら↓
★2020年6月4日(木)19:30〜、シルヴィア・アッツォーニによるオンライン・バレエクラスを開催! お申し込みはこちら
清水健太(ロサンゼルス・バレエ プリンシパル)
©︎ Ayumu Gombi
皆様いかがお過ごしでしょうか?
数ヶ月前に世の中がこの様な状況になると誰が想像したでしょう…?
表現者である私達の“表現”(舞台、スタジオ etc.)する場を失くしている現状に胸が痛みます。
実際僕が所属している米ロサンゼルス・バレエも現在閉鎖中で……微力ながら自分にも何か出来る事は無いのか? と模索している時に、友人であるヒューストンバレエプリンシパルの加治屋百合子ちゃんからこのプロジェクトを教えて頂き、皆様と繋がれる支援の形を知りました。
自分自身に何が出来るのか色々考えつつ、この支援活動が沢山の芸術活動を支えるきっかけになり、多くの芸術関連関係者の方々の助けになる一歩となりますように。皆の愛でこの世界を、文化を守っていきましょう。
©︎Reed Hutchinson
パロマ・ヘレーラ(コロン劇場舞踊監督/元アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)
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フリオ・ボッカ(インターナショナル・ゲストコーチ/元アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル/元ウルグアイ国立バレエ芸術監督)
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斎藤明美 (ヒューストン・バレエ理事)&斎藤恭彦(信越化学工業代表取締役社長)
米国で有数のバレエ団であるHouston Balletでプリンシパルを務める加治屋百合子さんが、有志の方々とオンライン・レッスン&トークのプロジェクト「Hearts for Artists」を立ち上げると伺いました。プロジェクトを通じて得られた収益金を「舞台芸術を未来に繋ぐ基金」に寄付されるとのこと。自粛要請の続く中、公演や活動の停止を余儀なくされた舞台芸術家や舞台芸術を支える皆さんを助ける活動とお聞きし、賛同いたしました。加治屋さんの大のファンなので微力ながら参加させていただいたというのが、実は正直なところです。
私共にとってヒューストンは第二の故郷でして、明美は長年Houston Balletの理事を務めています。加治屋さんは、当地でもバレリーナたちを助ける活動をされています。そのひとつが「瀕死の白鳥」という動画です。14カ国22バレエ団32人のバレリーナの白鳥の舞が美しく連なる見事な映画に仕上がっています。感動的でした。このような作品を次から次へと生み出していただきたい。自粛といった状況があるからこそ、なおさらそう思います。
加治屋さんと有志の皆さん、ありがとう。頑張ってください。
斎藤 明美、恭彦
小林十市(元ベジャール・バレエ・ローザンヌ)
僕は南フランスでバレエ教室を営んでいますが、この社会状況下によりレッスンが出来ない状態です。オンライン・レッスンという形で生徒たちとの繋がりは保てていますが、みんなが楽しみにしていた発表会も出来なくなってしまいました。それはここだけでなく日本のお教室も含め世界中そうだと思います。
最近フランス共和国の強さのようなものを身の回りで感じています。なんというか「1人は皆のために、皆は1人のために」と、有名な三銃士の名言ではありますが、このコロナの状況下から皆で協力しあって先の見えないトンネルを抜け出そうではないか!と。そんな事を感じさせてもらえる加治屋百合子さんの立ち上げた〈Hearts for Artists〉に共感し、参加させていただきます。「1人は皆のために、皆は一つの目的のために」!と舞台芸術を愛し、舞台へ舞い戻れる日を取り戻しましょう!
バレエ・グランディーバ・エロール
★メッセージ動画はこちら↓
Victor H. Trevino
Shaughn Neil Pegoraro/Joseph Phillips/Jonathan Mendez/Walter Battistini/Ivan Felix/Alexandre Alguero Alejos/Tetsushi Segawa/Wataru Tokue/Carlos Garcia/Eugene Obille/Jimmy Lumba/Philip Joseph Rocamora/Victor Maguad/Ian Ocampo/Nazer Salgado/Estefano Gil/Joel Morris/Jesus Cabas/Allen Dennis
川﨑章広(ヒューストン・バレエ・アカデミー ストレングス&コンディションニングコーチ)
日本の皆様、こんにちは。
ヒューストン・バレエ団付属学校専属、カンパニーメンバーのストレングス&コンディショニング コーチの川﨑章広です。
私は、ストレングス&コンディショニングコーチである以前に、2歳5カ月になる体力の底知れぬ双子ちゃんとテニスボールを追いかけるのが大好きな3歳7カ月になる愛犬のパパでもあります。毎日、双子ちゃんとワンコにいっぱい遊んでもらって、ぐったりしたパパは、お風呂を済ませたら、(パパが)先に寝てるというのがルーティンです。(ヒューストン・バレエのオンライン・クラスは、早朝と彼らのお昼寝の時間で行っております。)
このコロナウイルス感染症が蔓延し世界中で大変なことになっている中、一人の人間として、子を持つ親として、当たり前のもの(お給料はもちろん、食料、電気、水、含めすべて)が普通に手に入ることの有難さをしみじみ感じております。逆に、お仕事が出来ずにお給料が入らないとしたら、ものすごい精神的ストレスが生じるのに加え、食事もままならないことによって肉体的により過労状態も続くことでしょう。もし、シングルマザーやシングルファザーでこの状況であったとしたら本当に親のストレスが募り、そのストレスが子供にも伝わり、将来の日本のホープである子供たちの教育、子育てに大きな影響が出てしまうのではないかとも考えていました。
そんないろいろ考えている中で、日本で窮地に立っているダンサー芸術家たちを助けたいという熱い想いを持ったヒューストン・バレエ団のプリンシパルダンサーの加治屋百合子さんからのお誘いで、百合子さんが代表であり、立ち上げた「Hearts for Artists」 プロジェクトに参加させて頂くことになりました。
私の想いは、音楽含め、バレエや舞台芸術は、私たちの心を豊かにしてくれます。ですから、私自身現在米国にいながら、日本のすべてのダンサー、芸術家のサポートになることが出来ればと強く願います。また、親として特に、ダンサーの中にもご家族をもってスタジオでお教室を経営したり、ダンサー同士でご結婚されて教えたりする形が多くあることも存じ上げております。そんなご家族のサポートにもなって、そのお子様たち、ご家族、各ダンサーへ少しでもおいしいものを心と体が健康になるために、この寄付金でお届けできたらと思い、私の微力ではありますが、このプロジェクトへの参加表明させて頂きました。
こんな状況下でも、
Please stay safe, healthy, positive and strong mentally, physically and emotionally…!!!
Where there is a will, there is THE way,,,
Aki Kawasaki
川﨑 章広
崔由姫(英国ロイヤル・バレエ ファーストソリスト)
©︎Mayumi Hirata
こんにちは。
英国ロイヤルバレエ団の崔由姫です。
この度、Hearts for Artists のプロジェクトに参加させていただきとても光栄です。
世界中の皆さまが予想もしていなかった出来事に驚きを隠せない日々が続いています。
こういう時だからそこ芸術の大切さを感じますが、劇場で皆様にバレエをお届けできる状況ではありません。Hearts for Artists プロジェクトを通していつもと違う形になりますが、今しかできないものを提供できたらと思います。
「春の声」©︎Tristram Kenton
カルロス・ロペス(アメリカン・バレエ・シアター バレエマスター)
©︎Jesus Vallinas
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マルセロ・ゴメス(ドレスデン・バレエ プリンシパル兼バレエマスター)
©︎Carlos quezada
★メッセージ動画はこちら↓
石塚一之(太平洋少年倶楽部(株) 代表取締役/TVプロデューサー)
加治屋百合子さんがアメリカン・バレエ・シアターで踊っている頃に撮らせてもらったテレビのドキュメンタリー番組で、バレエという2時間30分ほどの舞台芸術に費やす労力とエネルギーの大きさを知りました。
長い時間をかけて役になりきるダンサー、指揮者とオーケストラの研鑚、舞台を仕立てるスタッフの汗、公演のセッティングから上演まで舞台の外で駆け回る方々の情熱、その全ての方々のプロ意識が共鳴して夢のような空間を生み出しています。
こういったバレエに携わる方々の高い精神性は、決してコロナウイルスに負けることはないと信じていますが、それでも私たち観る側が少しでも彼らの助けになればと願わずにいられません。
今回、加治屋さんの発想から始まった「Hearts for Artists」は、未来のバレエダンサーを育てながら、コロナ禍によるバレエ関係者の窮状を救おうとするプロジェクトです。皆さまの温かいご支援を何卒お願い申し上げます。
私も微力ながら応援させて頂き、再び、皆さまと共に劇場で心が豊かになる時間を共有することを楽しみにしています。
平田桃子(バーミンガム・ロイヤル・バレエ プリンシパル)
©︎Mizuho Hasegawa
この度 ヒューストンバレエ団の加治屋百合子さんが立ち上げた「Hearts for Artists」に参加させて頂き、大変嬉しく思います。
いまだ世界中の劇場が閉鎖という、とても厳しく悲しい現状が続いております。バレエという芸術に普段どれだけ助けられてきたのか、このような事になって初めて気づかされました。そして、自分ひとりの力では何もできないという事も実感しております。
芸術を愛する私達アーティストとそれを支援してくださる皆様、何としても共にこの状況を乗り越えて参りましょう!
©︎Bill Cooper
島﨑 徹(振付家/神戸女学院大学音楽学部舞踊専攻教授)
コロナウィルスが世界中に影響を及ぼしている今、我々を取り巻く環境は幾つもの複雑な要素が絡まっていて、その結果が目の前に突然現れた時にはピンポイントでこれが原因だと言うことがもはやできない世の中になってしまっています。それを良いことに人類はただただ利益に繋がる便利さや速さを追いかけてしまっているというのが現状かもしれません。ビジネスの世界ではもちろん、医療や教育の現場にもそのようなメンタリティが蔓延しているということこそがコロナウィルスよりも恐れるべきものなのかもしれません。そんな中にあって我々はアートすること、芸術に生きることを通して、不便さの中にある温かみや人間味、美しさ、そして速さだけではなく、時間をかけなければ辿り着けない場所や思いがあるということに気づくことができるのです。今この瞬間にアーティストの方々が大変な困難に直面しています。こんな時だからこそ芸術を守って行こうという思いのもと、加治屋百合子さんのHearts for Artistsに参加させて頂くことに致しました。皆さんの思いが一人でも多くのアーティストに届くことを祈ります。
岩田守弘(A.S.プーシキン記念 ニジゴロドスキー国立アカデミー歌舞劇場副総裁、バレエ団芸術監督)
©︎阿部浩
皆さん こんにちは。
コロナウィルスによって、世界中がいまだかつてなかったこの様な状況になるとは思ってもいませんでした。経済的な面も含めてこれからどうして良いのか、全ての人が戸惑っていると思います。
ロシアでも、全ての劇場関係のパフォーマンスはストップしています。これがいつまで続くのか本当に誰にも想像がつかないのが現状です。
この不安の中ですが、夢を失わないで頑張っている百合子さんから素晴らしいプロジェクトのお誘いを頂き大変に嬉しく感じております。遠く離れていても世界中の人々の気持ちが一つになっていく事を実感しています。そして、その気持ちが、明日への希望となり、これからの活動の原動力となる事を願っています。
僕も、一緒に参加させていただき、少しでも力になることができたら幸いです。
もしかしたら、今、この状況の中でしか出来ないことがあるのかもしれません。
皆んなで力を合わせ、励まし合い頑張っていきましょう!!!
©︎Raul Skrylev
齊藤亜紀(ベルギー・ロイヤル・フランダース・バレエ 元プリンシパル/ロイヤル・アントワープ・バレエ学校教師)
©︎Filip Van Roe
この度、加治屋百合子さんの立ち上げたプロジェクト ”Hearts for Artists” に参加させて頂き、とても光栄です。
コロナ禍影響で、世界中の皆さんが被害を受けている現実を知るたびに、とても胸を痛めていました。このプロジェクトを通して皆さんの力になれることを、本当に嬉しく思います。
芸術は人と人とをつなげます。今このような状況だからこそ、人と人とのつながりが今まで以上に大切だと感じています。
皆でこの状況を乗り越えていきましょう!
©︎Johan Persson
イリーナ・ドヴォロヴェンコ & マキシム・ベロセルコフスキー(元アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)
©︎Gene Schiavone
★メッセージ動画はこちら↓
瀬河寛司(アルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター)& ジェシカ・ラング(振付家)
瀬河寛司「EN」(振付: ジェシカ・ラング/写真:Paul Kolnik©︎Paul-Kolnik)
Jessica Lang ©︎Kazu
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茶谷正純(元アルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター副芸術監督)
©︎Jack Mitchell
★メッセージ動画はこちら↓
菅井円加(ハンブルク・バレエ プリンシパル)
皆さんこんにちは!
ハンブルク・バレエ団に所属しております、菅井円加です。
今回このような素晴らしいプロジェクトに参加させて頂ける事、とても光栄に思っております。
きっかけをくださった百合子さん、本当にありがとうございます!
私がいるドイツでは、少しずつですが元の生活に戻ってきています。
カンパニーでも、しっかりとルール(バーの殺菌消毒、ソーシャルディステンスetc…)を守った上での少人数制クラス、そしてリハーサルが始められる状況にまで復元しました。
大変な状況がここまで回復したのも、このプロジェクトのようにお互いを助け合い、支え合う気持ちがあったからこそだと思います。
私達ダンサー、アーティストはやはり沢山のお客様と繋がる空間、瞬間があるからこそ輝く事が出来ます。
まだまだ回復までの道のりは長いと思いますが、これからもポジティブに、皆んなで支え合いながら一緒にこの状況を乗り越えていきましょう!
奥村康祐(新国立劇場バレエ団 プリンシパル)
新型コロナウイルスにより、今もなお世界中で厳しい状況にあり、まだまだ私達ダンサーも今までの日常を取り戻せてはいません。
素晴らしいアーティストで、友人でもある加治屋百合子さんは、このような中でも「Hearts for Artists」を立ち上げ、ヒューストンから日本へ向けて行動をしていると聞き、とても感動しました。
そして、このプロジェクトに私も参加させていただくことになり、嬉しく光栄に思います。
私達は遠く離れていても、皆が繋がり、心を通わせることの喜びを舞台で感じて知っています。今こそ心を通わせこの困難を乗り越えていきましょう!
そしてこの活動が、少しでも未来の芸術に役立つことを願っています。
©︎鹿摩隆司
八幡顕光(ロサンゼルスバレエゲストプリンシパル/元新国立劇場バレエ団プリンシパル/新国立劇場バレエ研修所講師)
こんにちは!
今、芸術は後回しにされてしまいがちですが、芸術があるからこそ、心豊かに穏やかにいれるのだと、改めて感じる日々です。
舞台に立てる日を夢見て、今出来ることを一歩づつ……
情熱を絶やさず、準備していきましょう!
このプロジェクトに参加できることをとても光栄に思います。
皆様にお会いできる日を楽しみにしています‼️
小㞍健太(ダンサー・振付家/元ネザーランド・ダンス・シアター1/Dance Base Yokohama ダンスエバンジェリスト)
©︎Carl Thorborg
みなさん、こんにちは。日本を拠点に活動をしているダンサー・振付家の小㞍健太です。加治屋百合子さんとは2013年に東京の青山劇場で行われたローザンヌ受賞者によるガラ公演で出会いました。その出会いからこうしてまた繋がり、百合子さんが立ち上げた「Hearts for Artists」に参加できることを嬉しく思います。
新型コロナの影響で私たちダンサーは多くの機会を失ってしまいましたが、踊ること、身体で表現することは奪われていません。百合子さんをはじめ、さまざまなダンサー、バレエ団、ダンスカンパニーがこうして国を超えて手を取り合い、活動を止めずに広めていることが本当に素晴らしく、僕も少しでも力になりたいと思いました。
今後も世界的に、特に劇場文化は厳しい状況が続くと思いますが、この時代に生きるアーティストたちとできることを大切に繋げていけたらと思います。
Mémoires D’Oubliettes by Jiří Kylián
©Jason Akira Somma
金子扶生(英国ロイヤル・バレエ ファースト・ソリスト)
©︎Lara Cappelli
日本の皆様
この度は百合子さんの素晴らしい企画、”Hearts for Artists” に 参加させていただき、大変光栄です。
今、世界中が困難に陥っていている中、日本でも沢山の舞台が中止になりスタジオも閉まってしまったという事を聞き、胸が痛むばかりでした。
なのでこの場で、みなさんと一緒に力を合わせて日本の舞台芸術を支援できること、とても嬉しく思っています。
みなさんと一緒にクラスをしたりできる事を楽しみにしています!
©︎Andrej Uspenski
松浦景子(バレリーナ芸人/吉本新喜劇・吉本坂46所属)
★メッセージ動画はこちら↓
菊地 研(牧阿佐美バレヱ団)
皆様こんにちは。
牧阿佐美バレヱ団の菊地研です。
この度加治屋さんから声をかけていただき、この素晴らしいプロジェクトに参加できることを光栄に思います。
どのような困難があろうとも、いつの時代も芸術という文化が途絶えることはありませんでした。
このプロジェクトを通して、今こそ芸術のもつ生命力に身をゆだね、今だからこそできる形で皆様と手を取り合い、未来へ繋いで行ければと思っています。
写真提供:牧阿佐美バレヱ団 撮影:鹿摩隆司
寺田亜沙子(新国立劇場バレエ団ファースト・ソリスト)
自分の現役生活の中でまさかこんな状況におかれるとは、全く思ってもみませんでした。先の見えないこの状況は、アーティストにとって、とてもとても不安で悲しい気持ちでいっぱいです。
今現時点で芸術家やそれを作り上げる方々に対して補償のない日本の現状に、苦しい思いをしている方々がいらっしゃるのではないでしょうか。
こんな中、加治屋百合子さんが、日本のアーティストのために”Hearts for Artists”というプロジェクトを立ち上げてくださいました。この事にとても感謝し、私も少しでも何か出来ればと賛同させて戴きました。
この様な状況だからこそ、この様な状況にならなければ繋がる事はなかったご縁に感謝し、少しでもみなさんと芸術の素晴らしさを共有し、未来に繋がっていくことを信じて。
久保田小百合(株式会社stina 代表取締役社長)
この度は『hearts for artists』に参加できることを大変光栄に思います。
誰も経験したことのないこの厳しい状況下で、百合子さんが日本のバレエ界、芸術団体の為にこのプロジェクトを立ち上げてくださったことに感銘を受けました。
弊社でもぜひご協力ができればと、レオタード生地で製作したオリジナルマスク《stina Candy mask》の売上利益を寄付させていただくことにいたしました。
百合子さんを中心に素晴らしいダンサーのみなさんがこのプロジェクトに賛同されておりますが、これを機に日本のバレエ界がもっとひとつになり、バレエがもっと日本の皆さんの人生の中に浸透していくことを心から願っております。
《stina Candy mask / summer ver.》
酒井はな(舞踊家)& 島地保武(舞踊家/振付家)
百合子さんの勇気ある行動に感銘を受けました。
是非とも〈Hearts for Artists〉参加させて下さい。
コロナ禍で、触れること、距離の取り方、声の出し方が随分と変わってしまった。
他人が近くに寄ってくることの恐怖。
それが、コロナの仕業のもっとも恐ろしいところではないだろうか。
実際のウィルスの蔓延に加え、それより早く人類は恐怖に感染してしまった。
人が集まる劇場は閉鎖せざるをえないし、そこで発信する演目のためのリハーサルは当然できない。
現在、一部では徐々にリハーサルは再開しはじめているが、マスク、フェイスシールドを使用し、必要以上のコンタクトは避けている。見えないものを恐れながらの辛い状況である。しかし、再開はすごく嬉しいものである。
人は集まり、作り続ける。
人は困難を力に変える。芸術家はそれを創作力に変える。上演を繰り返すことで、あったことを忘れないように後世に伝えることで克服していくことができる、劇場という密になる交流交感の場で。
不謹慎かもしれないが、いまはチャンスなのではないだろうか。
なぜなら、既にこうして、遠く離れた素晴らしいアーティスト達と手を取り合っているのだから。
近藤亜香 & チェンウ・グオ(オーストラリア・バレエ プリンシパル)
©︎Justin Ridler
©︎Daniel Boud
皆様 こんにちは。
オーストラリアバレエの近藤亜香とチェンウ・グオです。
この度、大先輩の加治屋 百合子さんからお誘い頂き〈Hearts for Artists〉プロジェクトに参加できることをとても光栄に思っています。
今 世界中が大変なことになっています。バレエダンサーを含めアーティスト皆が苦境に立っている状況です。
そんな中私達は芸術というものは人間には必要不可欠なものなんだと再確認しました。
またいつかアーティストが芸術を提供できる場所に戻れるように、また お客様が芸術を楽しめる場所に戻れるように、みんなで力を合わせてこの苦境を乗り越えましょう。
そしてこのプロジェクトが沢山の方々の芸術活動を支援できる場所となりますように。
なくなってはいけない芸術を皆さんで守りましょう!
©︎Kate Longley
草刈民代(元バレリーナ/女優)
数週間前、このプロジェクトに協力をしてほしいと加治屋百合子さんからメッセージをいただき、賛同することにしました。このプロジェクトは国内外で活動している日本人のダンサーもたくさん名前を連ねていて、とても良い試みだと思ったからです。どこの国も、コロナについてはまだまだ収束の見通しが立たない状況だと思いますが、このコロナ禍のなかで何を見出していくか?ということがとても重要なことだと考えています。
バレエを取り巻く日本の環境はいつまでたっても変わることはありません。でも、今踊っている人たちがどのような意志を持ち、繋がっていくか? それによって環境が変わっていく可能性はあるのではないでしょうか。
欧米と日本における舞台芸術のあり方には違いがあります。この日本の文化の中で舞台芸術に取り組むには何をすべきなのか、私達日本人は具体的に行動していかなければならない時期に来ているはずです。
この加治屋さんが始められた“舞台芸術を未来につなぐ基金”における活動は、そこに向かうための第一歩だと感じました。今踊っている人たちがどんどん新たな世界を見出し、新たな世界を創って行かれることを祈っています。そして、バレエを志す若い方々が、夢を持って取り組んで行ける環境を実現させていくためにも、私にできることをさせていただきたいと思っています。
池田武志(スターダンサーズ・バレエ団)
こんにちは!
スターダンサーズ・バレエ団の池田武志です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今回加治屋百合子さんからお声掛けいただき、この〈Hearts for Artists〉 という素晴らしい活動に参加させていただく機会に恵まれたこと、心から光栄に思っております。
皆のための舞台芸術、皆のためのバレエを1日も早く取り戻すために。
そして先の未来にこの素晴らしい芸術を大切に繋いでいくために。
手を取り合って頑張りましょう!!
©︎Kiyonori Hasegawa
山本康介(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ ファーストソリスト)
今回のコロナウィルスの影響を受け全てが閉まっている劇場での公演の継続、そして劇場関係者で協力し早くの復興を実現させようと最初に立ち上がった加治屋百合子さんのプロジェクト〈Hearts for Artists 〉に賛同し、参加させていただきます。
亡くならなくても良かった方々が亡くなってしまうことが戦争のように悲しく、自分の無力さを感じました。世界恐慌と並ぶ不況とも言われており、再開してからこそが本当の厳しいスタートになるのではないかと思います。
芸術は心の栄養です。これをなくして豊かさは見出せません。アーティストも世界を変えられるということを信じて皆さんもご協力くださることをお願い致します。
小野絢子(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
こんにちは。新国立劇場バレエ団の小野絢子です。
まず、このプロジェクトを立ち上げ、積極的に活動してくださっている加治屋百合子さんに深く感謝致します。微力ではありますが、何かお手伝い出来れば嬉しいです。
物理的には無用かもしれませんが、芸術は人が人間らしく生きていくのに不可欠なもの。よい時も苦しい時も心に寄り添い、時には救ってくれるものだと思います。私の愛する舞台芸術はその中のひとつですが、ご多分に漏れずコロナ禍による影響を受け危機的状況にあります。
今暫くは大変であろうとその先の未来にこの素晴らしい産物を受け継いで行くために。どうか皆様の温かいご支援をお願い致します。
西島勇人(ポスナン歌劇場バレエ ソリスト/Bright Step代表)
日本の皆様へ
この度、加治屋さんが立ち上げられた〈Hearts for Artists〉に参加させていただけることになりました西島勇人です。
プロジェクトと加治屋さんの想いに心を動かされ、自分も微力ながら参加させて頂けることを大変嬉しく光栄に思っております。
新型コロナウイルス感染症の影響は、過去に前例のないほどダンサー、そして舞台関係者にも影響を及ぼしております。先行きが不安な日々が続いておりますが、この困難な時期を1つの機会とポジティブに捉えダンサーや関係者の皆様との繋がりや連携を深め、1日でも早く踊りや舞台の持つパワーと魅力をコロナウイルス発生前よりも皆様に多く届けれられるようになったらと願っております。
この〈Hearts for Artists〉をキッカケに、自分も加治屋さんと連携し皆様へ少しでも貢献できたらと思っております。
皆さんで支え合いながら、コロナを芸術と共に乗り越えましょう!
米沢 唯(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
加治屋百合子さんが立ち上げてくださった〈Hearts for Artists〉に参加できることを、光栄に思います。
今、どれだけの舞台が演じられずに終わり、どれだけの新しい作品が日の目を見ることが出来ずにいるのでしょうか。舞台芸術は人が生きる力を創り出しているのだと思っています。でも、「踊りたい」「観たい」そう思っても今の状況では仕方がないのかもしれない、と私は諦めかけていました。
そんな中、海外にいらっしゃる百合子さんが日本のアーティストの為にと立ち上がってくださった。その勇気と行動力、本当に素晴らしいと思います。そして、世界中のダンサーが百合子さんに賛同して動き出すのを見て、胸が熱くなりました。舞台を愛する人々が力を合わせてこの活動を広げていくお手伝いができたら嬉しいです。
「IBC Ballet Gala 2019」より
クリストファー・ウィールドン(振付家/英国ロイヤル・バレエ アソシエイト・コレオグラファー/「パリのアメリカ人」トニー賞受賞)
ⓒ Angela Sterling
★メッセージ動画はこちら↓
貴千碧(元宝塚歌劇団月組男役/ダンサー/ダンス講師/佃煮屋 三和食品「喜昆布」代表)
★メッセージ動画はこちら↓
吉山シャールルイ(ヒューストン・バレエ プリンシパル)
姉貴の後輩、吉山シャールルイです。
2月の終わり、百合子さんと共演した「眠りの森の美女」を終え、3月のミックスプログラムの本番の日に、全ての公演が中止になりました。プログラムの中には新作もあり、上演日に向けてあれだけ努力したにも関わらず、この様な結果になり、悔いだけが残りました。 あっという間に崩れていくシーズン、ツアーの計画を前にして、世界中のバレエ団、アーティストが活躍の場を失いました。
百合子さんのプロジェクトを知り、毎日熟考を重ねて取り組んでいらっしゃると聞き、自分もこの様な形でサポート、応援が出来ることを嬉しく思います。
皆様の心のこもった想いが私達の原動力になり、この素晴らしいアートフォームを持続し、更に高めていけると信じています。何卒ご協力いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
Houston Ballet Principal Dancer Charles-Louis Yoshiyama
©︎Amitava Sarkar
アクリ瑠嘉(英国ロイヤル・バレエ ファースト・ソリスト)
皆様、こんにちは。ロイヤルバレエのアクリ瑠嘉です。
今回は加治屋百合子さんにお声をかけて頂き、この〈Hearts for Artists〉という素晴らしい企画に参加させていただけることになりました。
今、この世界中コロナウイルスの影響で大変な状況になっています。特にアーティストとして今、皆で団結して、これまで以上にこの気持ち、思い、そして踊りを世界中にシェアする事がとても大切な時だと思っています。
皆さんと少しでも心が繋がれば幸いです。
©︎Helen Maybanks
大久保沙耶(オランダ国立バレエ)
初めまして。オランダ国立バレエ団の大久保沙耶です。
この度は、私の尊敬するダンサーである百合子さんの素晴らしいプロジェクトに参加させて頂くことができ、とても嬉しく思っています。
3月にオランダの劇場が閉まってからすぐ日本に帰国し、10年以上ぶりにこんなに長い間母国でゆっくりしていることに、嬉しい反面、これからどうなるのか、という不安な気持ちでいっぱいです。
先が読めない状況の今、皆さんと力を合わせてこの活動を広げ、日本の舞台芸術を守り抜くお手伝いができたらと願っています。
頑張りましょう!
飯島望未(ヒューストン・バレエ プリンシパル)
皆さん こんにちは、飯島望未です。
この度、百合子さんが立ち上げたプロジェクト 〈Hearts for Artists〉に参加させて頂くことになり
大変光栄に思います。
このコロナ禍で真っ先にダンサーのことを想い、行動に移し、愛と優しさで包んでくれる百合子さんに感謝です。
人間は無意識のうちに芸術と共に生きてきたと思います。
私達はそれを手放すことは出来ません。
世界中のアーティストが苦しんでいる状況で今何が出来るかを皆さんと一緒に考えこのプロジェクトを通して行動していきたいと思います。
これを機に日本のバレエ環境やアーティスト界にもいい影響になることを願っております。
大谷遥陽(スペイン国立ダンスカンパニー ソリスト)
スペイン国立ダンスカンパニーの大谷遥陽です。
この度、憧れの加治屋百合子さんが立ち上げられた素敵なプロジェクト〈Hearts for Artists〉に参加させて頂きとても光栄です。
全世界の人々がこのコロナウイルスの影響で戸惑いそして今現在も不安を感じている事と思います。スペインもコロナウイルスの感染者が一時は信じられないほどの数となり、本当にたくさんの方が亡くなられました。改めて今自分が、家族が健康でいられる事に感謝します。
そして同時に私達は不安な時だからこそ「癒し」が必要なんだなと改めて思いました。
「癒し」はもちろん人それぞれですが、芸術はその中でも大きな役割を果たしています。
実際、もし私達の生活にダンスや歌が無かったら? そんな風に考えてみたら、やはり芸術は全ての方に無くてはならない存在なのではと思いました。
今回のこのプロジェクトを通し、微力ながら私も皆様に舞台芸術の素晴らしさをよりお伝え出来るようお手伝いさせて頂きたいと思います。
まだまだ難しい状況は続きますが、なるべくポジティブに乗り切っていきましょう。
©︎Alba Muriel Meléndez
バレエショップCHERIE(シェリ)
この度〈Hearts for Artists〉に参加させていただき誠にありがとうございます。
世界がいまだかつてない厳しい状況の中で、加治屋百合子さんがバレエ界のアーティストの為に支援プロジェクトを立ち上げ、活動なさっていることに心を動かされました。
弊社も是非このプロジェクトに賛同させていただきたく、バレエショップ CHERIEの8/1の移転に合わせ「オープン記念福袋」をご用意させていただき、売上の一部を寄付させて頂くことになりました。
このプロジェクトにより、一人でも多くの方アーティストが活躍でき、コロナに負けずに更にバレエが発展してほしいと願っております。
★〈Hearts for Artists〉サポーターはまだまだ増え続けています。みなさんからのメッセージが届きしだい、こちらに追加していきます。
〈Hearts for Artists〉プロジェクトについて
【代表者】
加治屋百合子(ヒューストン・バレエ プリンシパル)
【メディアパートナー】
バレエチャンネル
【事務局・問い合わせ先】
株式会社オン・ポワント
担当:阿部さや子
Email:info@balletchannel.jp
TEL:070-4035-1905