
左からジェリー・ミッチェル、水江建太、松下優也、礼真琴、柚希礼音、大澄賢也、東山義久 ©Ballet Channel
2026年5月27日に日本初演を迎えた『BOOP! The Musical ブープ!ザ ミュージカル』。東急シアターオーブを皮切りに、大阪・福岡で上演されます。
同作は、アニメキャラクターのベティー ブープ™の冒険を描いたミュージカル。トニー賞受賞作家のボブ・マーティンが脚本を務め、マイケル・ジャクソンなどトップアーティストの楽曲に携わったデイヴィッド・フォスターが作曲を担当。演出・振付は、『キンキー・ブーツ』などを手がけたジェリー・ミッチェルです。同公演は2025年に上演されたブロードウェイ版の日本初演となり、ベティー ブープ役を元宝塚歌劇団星組トップスターの礼真琴が演じます。青年ドウェイン役には松下優也と水江建太。そのほか、グランピー役に大澄賢也と東山義久。ヴァレンティーナ役に元宝塚歌劇団星組トップスターの先輩である柚希礼音など、華やかなキャスト陣にも注目です。
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囲み取材レポート
礼真琴、松下優也、水江建太、大澄賢也、東山義久、柚希礼音、演出・振付のジェリー・ミッチェルが登壇。※読みやすさのために一部編集しています
ミッチェルは日本上演版ならではの魅力を聞かれ、隣に並んだキャストたち一人ひとりを指しながら「スター」とひと言。

ジェリー・ミッチェル(演出・振付) ©Ballet Channel
ベティー ブープを演じる礼は、「スペシャルな共演者のみなさんとの稽古に緊張していたので、初日の舞台は思いっきり楽しみたいと思います」と意気込みました。退団後初の舞台で、男役の仕草が出ないようにと必死だったという礼。ベティーちゃんの格好について、「きっとみんなびっくりすると思う!」と語りました。

礼真琴(ベティ ブープ役)©Ballet Channel
「男性の役として、礼さんに突っ込まれないように一生懸命頑張りました」とドウェイン役の松下。ダブルキャストの水江も「僕は結構、礼さんにリードされそうになりました」と率直に語り、キャスト陣からは和やかな笑みがこぼれました。

右から 松下優也、水江建太(ともにドウェイン役) ©Ballet Channel
グランピー役の大澄は、「ずっとジェリー・ミッチェルさんの作品に出たいと思っていたので、毎日の稽古が本当に幸せで宝物になりました」と喜びを語りました。ダブルキャストの東山は、おじいちゃんのような存在の博士という役どころについて「こんな素敵な格好でみなさんの前に出るのは初めて」と緊張しつつ、「ジェリーさんのハッピーオーラがすべて注ぎ込まれた『BOOP!』に参加できて本当に嬉しいです」と笑顔を見せました。

左から 大澄賢也、東山義久(ともにグランピー役) ©Ballet Channel
ヴァレンティーナ役の柚希は、日本版ならではのみどころを紹介。「ブロードウェイ版にはない新しい振付がたくさんあります。ぜひ、楽しんでいただけたら」とメッセージを送りました。

柚希礼音(ヴァレンティーナ役) ©Ballet Channel
するとミッチェルは柚希について「彼女は僕と同世代で、しかも僕よりもダンスが上手いんですよ!」と熱く語りました。もともと宝塚歌劇団のファンだったというミッチェル。どんな振付もこなしてしまうという礼と柚希のセンスと対応力を評価しました。

ミッチェルの言葉に笑顔を見せる礼と柚希 ©Ballet Channel
最後はミッチェルが「Full out!」とパワフルに宣言し、会見を締めくくりました。

公開ゲネプロレポート
- 『BOOP! The Musical』とは
- 舞台は1930年代の白黒のトゥーンタウン。アニメーションの世界でスターとして大活躍のベティー ブープは、スポットライトに当たらない普通の一日を願っていました。ある日、発明家で祖父のような存在のグランピー博士の装置を使って、カラフルな現代のニューヨークへタイムワープ。ジャズミュージシャンを目指す青年ドウェインや、ベティーの熱狂的なファンのトリーシャ、叔母で活動家のキャロル、ニューヨーク市長候補レイモンドと出会います。いっぽう、ベティーを追ってきたグランピーは、40年ぶりに宇宙物理学者のヴァレンティーナと運命の再会を果たします。ベティーが仲間との出会いを通してたどり着いた、本当の自分とは?

©梅田芸術劇場
5月26日の公開ゲネプロのキャストは以下の通り。
ベティー ブープ:礼真琴、ドウェイン:水江建太、トリーシャ:藤森蓮華、レイモンド・デマレスト:中河内雅貴、キャロル・エヴァンス:まりゑ、オスカー・デラコール:青柳塁斗、グランピー:東山義久、ヴァレンティーナ:柚希礼音 ほか
主人公のベティー ブープを演じた礼真琴。チャーミングな仕草とパワフルな歌声でみんなのスター”ベティー”を体現。個性豊かな楽曲を堂々と歌いあげ、ショーダンスでは全身で音楽を奏でるように踊り、観客を魅了しました。
ドウェイン役の水江建太は、夢を追いかけながら、ベティーへの思いを自覚する等身大の青年を爽やかに演じました。ベティーファンのトリーシャを熱演した藤森蓮華。素直な感情をまっすぐに歌にのせ、観客の心を掴みました。
ニューヨーク市長選で息巻くレイモンド・デマレストには中河内雅貴。登場した瞬間から“嫌な奴”のオーラ全開で、独特の存在感を放ちました。いっぽう、レイモンドの選挙助手を務めるエヴァンス役のまりゑは、助手から市長へと勇気をもって挑戦する女性の強さを体現。
ベティーがいた世界で映画監督を務めていたオスカー・デラコールには青柳塁斗。アニメのコマ送りのような動きと不思議な喋り方で笑いを誘いました。
グランピーを演じた東山義久は、持ち前の踊り心でロボットダンスのような仕草を織り交ぜ、観客を沸かせました。グランピーの恋のお相手、ヴァレンティーナ役の柚希礼音は、一つひとつのポーズがシャッターチャンスになるようなキレのある踊りを披露。しなやかで美しい立ち姿を見せました。

©梅田芸術劇場
- 📢編集部員の「ここに注目!」
『BOOP!The Musical』は、思わず踊り出したくなるようなミュージカル。なかでも注目は、華やかなダンスシーンの数々です。タキシードに身を包み、ベティーを中心に一列になって踊るショーダンスは大迫力。タップダンスのシーンでは、靴音をぴったりと揃えたまま次々とフォーメーションを変え、鮮やかな足さばきを披露しました。さらに、ジャズダンスにヒップホップと鮮やかに展開するダンスパートにも胸が躍ります。

©梅田芸術劇場
アニメの世界観をそのまま活かしたセットや、カラフルでゴージャスな衣裳も見どころのひとつ。可愛らしいキャラクターやアイテムが映し出されたスクリーンを前に、キャストによる楽しげなアナウンスが流れ、開演前から作品の世界へと導かれます。“ベティーちゃん”のアイコニックな衣裳や、モノクロとカラフルな色味を巧妙に使い分けた衣裳デザインにも目を奪われました。

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公演情報
『BOOP! The Musical ブープ!ザ ミュージカル』

東京公演
【日程】2026年5月27日(水)~6月21日(日)
【会場】東急シアターオーブ
大阪公演
【日程】7月4日(土)~7月22日(水)
【会場】梅田芸術劇場メインホール
福岡公演
【日程】7月30日(木)~8月16日(日)
【会場】博多座
出演
礼真琴
松下優也、水江建太(Wキャスト)
鈴木瑛美子、藤森蓮華(Wキャスト)
渡辺大輔、中河内雅貴(Wキャスト)
まりゑ、青柳塁斗
大澄賢也、東山義久(Wキャスト)
柚希礼音 ほか
クリエイティブ
脚本:ボブ・マーティン
作曲:デイヴィッド・フォスター
作詞:スーザン・バーケンヘッド
演出・振付:ジェリー・ミッチェル
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