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【NEWS】彩の国さいたま芸術劇場、次期芸術監督に近藤良平氏が決定!

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1994年の開館以来、シェイクスピア演劇から世界トップクラスのダンスやクラシック音楽まで、多彩な舞台を発信してきた日本有数の舞台芸術専門劇場《彩の国さいたま芸術劇場》が、次期芸術監督を発表した。

蜷川幸雄前芸術監督の後を引き継ぎ、新しい劇場のリーダーとして次期芸術監督を任じられたのは、振付家・ダンサーとして舞台や映像の分野で幅広い支持を集める近藤良平氏。
同劇場は近藤氏のもと、「次代の芸術表現を果敢に切り拓く創造拠点として、また社会や地域に開かれた広場として、あらゆる人々が自由闊達に交わりアートを創造・発見する劇場」を目指していくという。

近藤氏は1968年8月20日東京都生まれ、ペルー・チリ・アルゼンチン育ちで現在52歳。ダンスカンパニー「コンドルズ」を主宰、全作品の構成・映像・振付を手がけ、これまでに世界約30ヶ国で公演を行っている。またテレビ等メディアでの活躍も多く、NHK教育『からだであそぼ』内「こんどうさんちのたいそう」、『あさだ!からだ!』内「こんどうさんとたいそう」、NHK総合『サラリーマンNEO』内「テレビサラリーマン体操」振付出演、NHK連続テレビ小説『てっぱん』、NHK大河ドラマ『いだてん』振付など、親しみやすい人柄とダンスで幅広い層の支持を集めている。

彩の国さいたま芸術劇場および埼玉県においては、コンドルズ埼玉新作公演(2006年〜)や障害者ダンスチーム「ハンドルズ」公演(2009年~)などを開催し、同県の芸術文化に大きく貢献。その実績や「日本の舞台芸術界において次代を牽引するアーティストであり、高い芸術性を追求する姿勢と大衆性の両立が期待できること」等々の観点を踏まえ、今回の起用に至ったという。

「次期芸術監督として」の任期は2021年4月1日~2022年3月で、2022年度以降の劇場の新たな創造発信の方向性やプログラムの策定にあたる。
そして2022年4月より「芸術監督」に就任する。

※次期芸術監督に関連する事業予定(2021年度)*現在決定している事業のみ掲載
「コンドルズ埼玉公演2021新作」公演日:6月5日(土)・6日(日)
※なお、彩の国シェイクスピア・シリーズは吉田鋼太郎氏が「シリーズ芸術監督」として続投する。

近藤良平氏よりコメント

※ページトップの動画も併せてご覧ください

【次期芸術監督就任にあたり】
令和3年となり、未だ続く安心できない時代の中、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督就任のお話をいただきました。その驚くべき任命と決定に心から謝意を申し上げます。

大学で「ダンス」に出会い「舞台」という場所を知り「コンドルズ」をはじめました。たくさんのダンサー、役者、舞台関係者に出会い、そして蜷川幸雄さんにここ彩の国さいたま芸術劇場で出会い、転がるように時間が過ぎ今この場所にいます。

思いかえすと劇場には、人が人を呼びさらに人へと繋いでいくそんな景色が見えます。僕も決して一人でかけあがってきたわけではありません。みんなと共にやってきました。

劇場の扉をあけるとそこは楽しいところです。間違いありません。様々な人が行き交う場所、風が気持ちよくぬける劇場に、僕はしてゆきたいと思います。まずは次期芸術監督として、この彩の国さいたま芸術劇場と一緒に動き出したいと思います。

なにとぞよろしくお願いいたします。

近藤良平

 

彩の国さいたま芸術劇場次期芸術監督

近藤良平(こんどう・りょうへい)氏

1968年8月20日生まれ(52歳)
振付家・ダンサー
コンドルズ主宰
東京都出身ペルー・チリ・アルゼンチン育ち

○略歴
横浜国立大学教育学部卒業。1996年に自身のダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げし、全作品の構成・映像・振付を手がける。これまでに世界約30ヶ国で公演を行い、NYタイムズ紙で高く評価される。渋谷公会堂公演が即日完売、また結成20周年を記念したNHKホール公演でも即日完売、追加公演を行うなど、日本のコンテンポラリーダンスでは異例の躍進を遂げる。

TBS系列『情熱大陸』、NHK総合『地球イチバン』、『AERA』表紙などで脚光。NHK教育『からだであそぼ』内「こんどうさんちのたいそう」、『あさだ!からだ!』内「こんどうさんとたいそう」、NHK総合『サラリーマンNEO』内「テレビサラリーマン体操」振付出演、NHK連続テレビ小説『てっぱん』、NHK大河ドラマ『いだてん』振付など、親しみやすい人柄とダンスで幅広い層の支持を集める。野田秀樹作・演出による演劇作品や前田哲監督、三池崇史監督の映画、テレビCMなど、多方面で表現者として活躍。

0歳児からの子ども向け観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」や埼玉県との共働による障害者によるダンスチーム「ハンドルズ」公演など、多様なアプローチでダンスを通じた社会貢献にも取り組んでいる。

立教大学、桜美林大学、東京大学などで非常勤講師を務めるほか、全国各地で公演やワークショップを行っている。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞受賞、第67回芸術選奨文部科学大臣賞受賞、第67回横浜文化賞受賞。愛犬家。

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