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【公演中!12/28まで】グランディーバ・バレエ団稽古場取材会レポート&トウシューズインタビュー

バレエチャンネル

写真左から:トナティウ・ゴメス、ウォルター・バティスティーニ、ヴィクター・トレビノ、はるな愛、イワン・フェリックス、ジョナタン・メンデス

2023年12月、アメリカのグランディーバ・バレエ団が、東京や大阪など6ヵ所でジャパンツアーを開催!
グランディーバ・バレエ団は、1996年に元トロカデロ・デ・モンテカルロ・バレエ団のヴィクター・トレビノによって設立された、男性だけによるコメディ・バレエをレパートリーとするカンパニー。4年ぶりとなる来日公演を間近に控えた12月20日、都内スタジオで稽古場取材会が行われました。取材会には今回の日本公演のアンバサダーを務めるタレントのはるな愛さんも登場。女性役を踊るダンサーにトウシューズについて聞いたインタビューと合わせてお楽しみください!

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リハーサル

女性役を踊るダンサー数名が本番用のヘアメイク&衣裳つきで稽古場に登場。長さも毛量もたっぷりのつけまつ毛をプリンセスのようにまばたかせ、表情作りにも余念なし。スタジオのあちこちにトウシューズを縫ったり足を慣らしたりするダンサーたちの姿が。

まずは『くるみ割り人形』から終幕のワルツ。トウシューズを履いた男性たちが一斉にジャンプで登場し、賑やかな総踊りや回転技を見せました。音楽に合わせて百面相のように表情を変えるダンサーたちのコミカルな演技やポージングはまさに名人芸。はるな愛さんも、時に歓声を上げながらダンサーたちに拍手を送っていました。

続いてパ・ド・ドゥ集より『海賊』メドーラとアリのアダージオとコーダ。メドーラ役のイワン・フェリックスは美しいつま先のアーチと凛としたプレゼンテーションが魅力的。彼女(?)を終始エレガントにサポートし、時に力強く持ち上げるその姿はアリ役のトナティウ・ゴメス。ワイルドなジャンプや高速回転など見事なテクニックも披露。ふたりはコーダのグラン・フェッテや高々としたリフトもピタリと決めて、報道陣や周りのダンサーたちからも喝采が沸き起こりました。

囲み取材

続いて演出・振付のヴィクター・トレビノ氏とはるな愛さん、そしてグランディーバ・バレエ団のダンサーたちが記者たちの質問に答えました。

稽古場でバレエ団のリハーサルを見学するのは初めてというはるなさんの第一声は「鍛え抜かれた美しい身体が筋肉の標本みたい! 体格は男性なのでみなさん動きがダイナミックですね。ジャンプはどこまで飛んでいくの?!とびっくりしました」。ダンサーの丁寧な舞台メイクにも注目し、「目はしっかりと描かれているけれど、意外とチークや口紅は誇張していないんですね」とさすがの観察眼で語りました。また髭の剃り跡を隠すファンデーションにも興味津々で、「どこで買えるんですか?」とダンサーに質問。「ニューヨークです」という答えを聞くと、「飛行機代を出しても買いに行きたい!」と声をあげ、会場の笑いを誘いました。

「ジャンプもすごくダイナミックで、向こうまで飛んでいっちゃうかと思いました〜!」とはるな愛さん

はるなさんは、「バレエに興味を持ったきっかけは、幼少期に、女装をしたトレビノ氏の踊りをテレビで観たことだった」と告白。「今日のリハーサルで踊る姿を見て、泣きそうになりました」と語ると、トレビノ氏も「アリガトウ」と笑顔を見せました。

トレビノ氏は4年ぶりに来日する喜びとともに、
「私たちのステージはきっとみなさんの心に触れ、忘れられない思い出の1ページになるでしょう。もしかしたらここにいるはるな愛さんのように、その後の人生を変える出来事になるかもしれません。クリスマスシーズンに、みなさんと劇場でお会いできるのを楽しみにしています」
と語りました。

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\トウシューズについて聞きました!/
イワン・フェリックス Ivan Felix

トウシューズ選びのポイントは?
履き心地の良さです。トウシューズで踊るというのはとても難しいことですから、履き心地が何より重要です。
シューズの履き心地をより良くするために、自分で何か加工するなどカスタマイズしていますか?
僕はそのままの状態で履いていて、何も手を加えていないんですよ。
そうなんですね!
愛用しているのは「グリシコ2007」。とても優れたシューズで、どこかを切ったり崩したりする必要がないくらい、自分の足に合っています。
イワンさんは16歳でダンスを学び始めたとのことですが、トウシューズ歴は?
5年です。
16歳からダンスを始め、トウシューズ経験は5年。なのにあんなに見事にグラン・フェッテを回れてしまうんですね……。何か特別なトレーニングをしているのでしょうか?
月曜から金曜まで、毎日トウシューズを履いて練習するようにしています。日によってはクラスレッスンからトウシューズを履いて、基礎からじっくりトレーニングしています。

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公演情報

グランディーバ・バレエ団ジャパンツアー2023

【おもな演目】
《Aプロ》『パ・ド・カトル』/『海賊』よりオダリスク パ・ド・トロワ/パ・ド・ドゥ集/『瀕死の白鳥』/『白鳥の湖』より
《Bプロ》『海賊』よりオダリスク パ・ド・トロワ/『ゴーフォーバロッコ』/『海賊』よりパ・ド・ドゥ/『瀕死の白鳥』/『くるみ割り人形』より

【出演】
ヴィクター・トレビノ
瀬川哲司、ジョエル・モリス、徳江弥、ジョナタン・メンデス ほか

【日程・会場・演目】
●12月22日(金)12:00開演(11:30開場)《Bプロ》
〈福岡〉北九州ソレイユホール

●12月23日(土)12:30開演(12:00開場)《Aプロ》
●12月24日(日)18:30開演(18:00開場)《Bプロ》
〈大阪〉門真市民文化会館ルミエールホール

●12月25日(月)18:30開演(18:00開場)《Bプロ》
〈東京〉大田区民ホール・アプリコ

●12月26日(火)18:30開演(18:00開場)《Aプロ》
〈茨城〉水戸市民会館

●12月27日(水)18:00開演(17:30開場)《Aプロ》
〈愛知〉Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール

●12月28日(木)18:00開演(17:30開場)《Aプロ》
〈埼玉〉さいたま市民文化センター

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