バレエを楽しむ バレエとつながる

  • 観る
  • 知る
  • 考える

【動画をUPしました!】SPOTLIGHT 私たちは踊りたい〜若きバレエダンサーたちのステージ&ドキュメンタリー 配信プロジェクトを始動します

バレエチャンネル

いつもご愛読いただきありがとうございます。

私たち〈バレエチャンネル〉は、10代〜20代前半の若きバレエダンサーたちと一緒に、新しいプロジェクトを始動します。

題して「SPOTLIGHT 私たちは踊りたい〜若きバレエダンサーたちのステージ&ドキュメンタリー」配信プロジェクト

コロナ禍により先行きが見えなくなった若いダンサーたちが、「踊る場所」を求めて自ら企画した1日限りのスペシャル・ステージのもようと、そこに至るまでの40日間を追ったドキュメンタリーを配信するプロジェクトです。

このプロジェクトの実施にあたっては、〈バレエチャンネル〉として初めてクラウドファンディングに挑戦いたします。

〈バレエチャンネル〉読者のみなさま、バレエ・ダンスファンのみなさま、そして舞台芸術ファンのみなさま。
下記をお読みいただき、もしもお力を貸していただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ私たちと一緒にダンサーたちを応援していただけますと幸いです。

***

このプロジェクトが立ち上がった理由

コロナ禍は、まだ10代~20代の若いダンサーたちにも、つらく厳しい試練を突きつけています。

やっとつかんだバレエ団との契約が取り消されてしまった人。
留学先から強制帰国させられてしまった人。
バレエ団のオーディションじたいがほとんど開催されず、挑戦する機会すら与えられなかった人。

幼い頃から毎日毎日稽古をして、必死に努力をしてきて、やっとつかみ取ったはずのチャンスが、コロナという誰のせいでもない理由のために、手からこぼれ落ちてしまったーー。

コロナによって先行きが見えなくなった若いダンサーたちは今、大きな不安の中にいます。
なかには、心が折れ、「バレエをやめよう」と考える人も少なくありません。

こうしたダンサーたちはみな、口を揃えてこう言います。

「私たちには“目標”が必要です。『次はあの舞台で踊る』という予定があってこそ、それに向けてどんな努力もできるし、何があっても乗り越えていける」と。

SPOTLIGHTプロジェクトは、そんな若いダンサーたちが、自分たちの手で“目標”=自分たちが踊る舞台を作ろうと集結し、立ち上がったプロジェクトです。

こんなプロジェクトです

このプロジェクトを立ち上げたダンサーは以下の11名です。みんなまだ10代〜20代前半の、とても若いダンサーたちです。

五十嵐脩(オーストラリア・バレエ・スクール卒業)
玉井千容(ヨーロピアン・スクール・オブ・バレエ在学中)
川上 環(チューリッヒ・ダンス・アカデミー卒業)
田中玲奈(ジョン・クランコ・スクール卒業)
中島映理子(クイーンズランド・バレエ)
池田紗弥(オーストラリア・バレエ・スクール卒業学年)
竹嶋梨沙(オーストラリアン・コンサヴァトリー・オブ・バレエ卒業/東京シティ・バレエ団 ファーストアーティスト)
中村淳之介(元タルサ・バレエ II)
森本晃介(ハンブルク・バレエ・スクール卒業)
伊藤杏珠(ハンガリー国立バレエ・スクール卒業)
栗原 柊(ヒューストン・バレエ・アカデミー卒業)

また、このプロジェクトの主催・企画協力・制作・撮影編集・事務局は、私たちバレエ専門WEBメディア〈バレエチャンネル〉です。
ダンサーとしてのキャリアや地位、名声はおろか、踊る場所も収入も持たない若者たちが、それでもこの状況のなかで、自力で立ち上がろうとしています。
その意志と勇気を応援することが、バレエの未来を支えることであり、バレエを愛する私たちが為すべきことだと考えて、協力することに決めました。
またバレエの「今」を伝えるメディアとしても、この若きダンサーたちが全身でぶつけてくるメッセージは、バレエファン・舞台芸術ファンのみなさんに伝えるべき内容であると考えています。

これは、上記11名のダンサーたちが、制約だらけの現状のなかでも踊れる作品・踊りたい作品を自分たちで選び、プログラムを構成して踊るスペシャル・ステージを実施(実施日:2020年10月12日)。そのもようを撮影し、オンライン配信(有料)するプロジェクトです。

また、その本番当日に至るまでの約40日間にわたる挑戦の日々ーーコロナで何が起こったか、その時何を思ったかを語ったり、みんなで話し合いながら企画を立ち上げ、それぞれの場所で稽古やリハーサルを重ねていくプロセスなどーーを記録したドキュメンタリーも制作し、同時配信いたします。

配信日は2020年10月18日(日)20:00〜です。
(配信された映像はアーカイブ視聴も可能です。視聴券さえご購入いただければ、いつでも、何回でもご覧いただけます)

クラウドファンディングに挑戦します

このプロジェクトを実施するために必要な資金をどのようにして調達するのか。
ダンサーたちと私たち編集部とみんなで話し合って、今回は「クラウドファンディング」こそふさわしいのではないかと考えました。

みなさまからいただいた支援金は、

  • ステージ実施会場レンタル代
  • リハーサルスタジオレンタル代
  • 機材費
  • 撮影・舞台スタッフ等人件費
  • 映像撮影・編集費
  • その他諸経費

といった、このステージ&ドキュメンタリー制作・配信のためにどうしても必要な費用に充てさせていただきます。

クラウドファンディングのページはこちらです。

リターンのこと

クラウドファンディングにご支援くださったみなさまへの「リターン」についてご説明します。

みなさまからの支援金は、すべて、このステージ&ドキュメンタリーの制作・配信のために使用させていただきます。でき得る限り、若いダンサーたちのステージを良いものにするために使わせていただきたいと思っています。

そのため、リターンは「お金をかけて用意する物」ではなく、「みんなで心を込めて考え、準備するもの」にいたしました。

具体的には、下記のようなリターンをご用意しています:

  • 出演ダンサーの誰かから届く、手書きのお礼状
  • ダンサーたちがサポートしてくださったみなさんのためだけに踊る、スペシャルサンクス動画
  • 10/18〜の有料配信(視聴料1,500円)の無料視聴
  • 全員分のサインが入った出演ダンサーのトウシューズor バレエシューズ
  • バレエチャンネル編集部が、編集部の仕事についてトーク&「編集者」の仕事を少しだけお教えする「プチ編集教室」イベント(11/2 19:00-21:00に都内会場で開催。オンライン参加も可能)
  • 各国のバレエ学校出身のダンサーたちが、それぞれのメソッドのデモンストレーションを見せるクラスビューイング&留学時代のことや学校の特徴について語り合うトークイベント(11/3 11:00-12:30に都内会場で開催。オンライン参加も可能)
  • ダンサーたちのステージ収録(10/12 横浜で実施)にご招待 など

リターンの詳細はクラウドファンディングのページをご覧ください。

想定されるリスクとチャレンジ

このプロジェクトにおいて想定されるリスクは、ご支援くださったみなさま全員にとって、真に満足のいくクオリティのステージが配信できるかは未知数だ、ということです。

上述の通り、今回出演する若きダンサーたちは、まだこれからプロとしてのキャリアのスタートラインに立とうとしている段階です。
すでにプロフェッショナルとしてのキャリアを充分に築いたダンサーたちと同等のレベルのパフォーマンス、というわけにはいかないだろうと思います。

また、私たちバレエチャンネルも、通常はメディアとして取材をしたり記事を作ったりということを専門にしています。このようにステージを制作して、それを撮影して配信するということは、まだまだ経験不足の部分もあり、自分たちも若いダンサーたちと一緒に一歩一歩学びながら準備を進めています。

さらに私たちはいま、日々状況が変化するコロナ禍のなかにいます。
どんなに綿密に企画し周到に準備しても、計画通りに実施できるということは誰も保証できません。
あるいはあらゆる舞台がそうであるように、怪我や体調不良などでやむなく降板するダンサーが出てくることもあり得ます。

そのため、何か突発的なトラブルが発生した際などには、配信内容やお届けするリターンに、何かしらの変更等が生じる可能性は否めません。

それでも私たちは、このステージを実現させて、この11人のダンサーたちに踊ってほしい。そして存分に、自分たちが伝えたいこと、今だけの輝きとメッセージを、バレエファン・舞台芸術ファンに届けてほしい、と強く思っています。
なぜなら彼ら・彼女らは間違いなく、バレエのこれからを担う、才能と可能性にあふれたダンサーたちだからです。

どうかみなさま、上記のリスクをぜひご理解いただき、私たちと一緒にダンサーたちを応援していただけますと幸いです。

***

若きバレエダンサーたちには、未来に向かって一生懸命手を伸ばしている「今」だからこその輝きがあります。
この配信で、彼ら・彼女らの現在のリアルな姿と、「今」の輝きをお届けします。

彼ら・彼女らは、バレエの未来です。
このプロジェクトにご共感いただける方がいらっしゃいましたら、下記サイトから、ぜひご支援いただけますようお願い申し上げます。

★ご支援はこちらからお願いします:https://motion-gallery.net/projects/spotlight

みなさまの力を、ぜひお貸しください。

2020年9月23日
バレエチャンネル編集部

この記事を書いた人 このライターの記事一覧

NEWS

NEWS

最新記事一覧へ